2019年 11月 12日 (火)

三島由紀夫と川端康成、文豪2人の自殺の原因に「新事実」 2人はノーベル文学賞を争っていた!?

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ノーベル賞をとっても三島は「自決」の道を選んだ?

   三島がノーベル文学賞を強く意識していたという人は多い。ただし、編集者だった櫻井秀勲さんが「もし三島がノーベル賞をとったら、その後も責任をもってちゃんと小説を書いただろう。賞をもらっていたら変わっていたと思う」というのに対して、村松英子さんは「賞をとっても生きていなかったと思います。日本の美しさへの危機感があったことは確かです」と話す。

   川端康成は三島の死を聞いて現場に駆けつけた。川端家の手伝いをしていた女性に「三島に関するものは、雑誌でもなんでもいいからとっておいて」と資料集めも頼んでいた。

   川端は受賞後、多忙をきわめて執筆が止まった。川端の自殺に三島の自決が影響したかどうか。大阪府茨木市の川端康成文学館には死の6日前に心情をつづった手紙が残る。「病とも申せぬ心の弱りを非常に意識しています」とあった。研究員の深澤晴美さんは「直近の死を自分で感じているようなところがあります」と読んだ。不眠に悩んでいたという。

   川端と親交があった女優岸恵子さんは「独自の美意識のためとか、書けなくなったとか、噂はありましたけど、そんな方ではなく、もっと芯が図太い。三島自殺の影響はなく、必然的なしめくくりだったと思います」

   日本文学研究者のドナルド・キーンさんは「受賞者レベルに達する作品を書けないために死を選んだとも考えられる。美に繊細なのが原因かと思うこともあるが、みな想像にすぎません」

   2人の作家とどう向き合うか。宮本さんは「人間の矛盾が2人とも露骨に出ていて、読み続けたい。どちらも謎多き、魅力的な作家だと思う」という。結論は出なかった。

※NHKクローズアップ現代+(2019年2月4日放送「三島由紀夫×川端康成 ノーベル賞の光と影」)

文   あっちゃん
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