2024年 4月 19日 (金)

「衣替えの季節」アッ、そのダウンジャケット捨てないで!羽毛リサイクルでふわふわ復活・再利用

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   近江友里恵キャスターの持ち込み企画ということで、「実はダウンってリサイクルできるんです。取材してきました」

   近江が7年ほど着たというダウンコートは、ふわふわ感はなくなり、シミも目立つ。「そろそろお別れかな」と思いフリマアプリに出品してみたが、送料込み6990円という価格設定では売れず。「1年くらいずっと出品していて、値下げもしたんですが、みんな買わないですね」と苦笑いだ。

   そんな近江が訪れたのは、東京内のアパレルショップだ。この店では古くなったダウン製品を回収している。汚れを気にする近江に、店員の川瀬晃子さんは「大丈夫ですよ」と受け取り、回収ボックスに入れた。

   近江「中に羽毛だけをリサイクルするので、表面の汚れや破れがあっても問題はないそうです」

   いま、こうした回収ボックスが全国のアパレルショップやスーパーなど370か所以上にあり、「商品を購入した店でなくても持ち込めるそうです」(近江)

   回収した羽毛は洗浄工場に運ばれ、巨大な洗濯機で1時間半かけてちりやほこりを念入りに洗い流す。これを乾燥させれば、ふわふわに復活、保温性もよみがえる。新品より質が落ちるということもない。

   工場の黒田健さんは「リサイクル羽毛の方が2度洗いでより美しくなります」と説明する。

羽毛は100年使える素材

   羽毛リサイクルを進める「グリーンダウンプロジェクト」の川本健太郎理事は、「羽毛は100年使える素材ですが、今は捨てられるのが一般的。大切に循環させて、次世代へつなぐことができないかと考えました。(回収場所に)持って行くのは、捨てるより大変かもしれませんが、有効活用ができる素材なので、近くの回収ボックスにぜひお持ち寄りいただければと思います」と語った。回収場所はグリーンダウンプロジェクトのホームページに掲載されている。

   近江「私のダウンは、もともと150グラムほど羽毛が入っていたそうですが、ほこりなどを落として120グラムほどリサイクルできました。これがまた新しいダウンジャケット1着に生まれ変わって販売されます」

   薄手のダウンジャケットや布団、枕など、羽毛製品なら何でもリサイクル可能だ。ただし、対象となるのはダウンの割合が50%以上のものなので、品質表示タグで確認を。

文   ピコ花子
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