2019年 12月 10日 (火)

〈翔んで埼玉〉
東京都に虐げられる埼玉県民の解放運動とボーイズラブの行方にハラハラ、 繰り広げられるローカルネタに抱腹絶倒の大満足

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白鵬堂百美(二階堂ふみ)と麻実麗(Gackt)のボーイズラブがどうなる?((C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会)
白鵬堂百美(二階堂ふみ)と麻実麗(Gackt)のボーイズラブがどうなる?((C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会)

   かつて埼玉県民は東京都民から虐げられ、通行手形なしには東京に入ることさえ出来なかった。そんな時代、東京のセレブ高校白鵬堂学院に、アメリカ帰りの留学生、麻実麗(Gackt)が転校してくる。実は彼、埼玉県出身でありながら身分を隠し、東京から埼玉解放運動を起こそうと密かに計画していた。

   都知事の息子で生まれも育ちも本物の都会人であり、美少年の白鵬堂百美(二階堂ふみ)は、当初は麗を敵視していたが、麗から挨拶代わりにキスをされて以来、麗に恋心を抱くようになる。百美は都民でありながら、ついには麗と一緒に埼玉解放運動に協力する。ところが白鵬堂家の執事、阿久津(伊勢谷友介)は実は千葉県民であり、埼玉より先に千葉を解放すべく、百美たちの前に立ちはだかる。

   原作は「パタリロ」の魔夜峰央の同名漫画。埼玉県をこれでもかとディスった話題のコメディー映画。主演は二階堂ふみ、GACKT、監督は「テルマエ・ロマエ」の武内英樹。

   主演の二階堂ふみは、美少年という初「男性」役だった。すらりとのびた脚線美と、華奢な体つき、ドでかいリボンとフリルの洋服にハイヒールといった出で立ちで、見事美少年役を違和感なくこなしていた。この二階堂が女優としての力量を見せつけたのに対し、Gacktはイメージのまま。完璧な都会人としての知性と教養をもち、容姿端麗。普段のGacktを正直に演じたと言って良い。

   そんな二人のボーイズラブに加え、伊勢谷友介の謎めいた美男子の色気、かつて美男の代名詞だった京本正樹までもが加わり、4名の美しさが壮大な茶番劇を優雅に演出させている。劇中では埼玉県民にはお馴染み「NACK5」「十万石まんじゅう」「山田うどん」「草加せんべい」「しらこばと」などローカルワードが満載だ。

クライマックスの千葉対埼玉のアツいバトルに東京吹っ飛ぶ

   クライマックスでは、千葉県民対埼玉県民との間で、東京都がおいてきぼりになりそうな熱いバトルも繰り広げられる。どうせコメディーにするならこのくらいやってくれなきゃと、笑いの度合いでは大満足の映画であった。

   とにかく筆者もそうだが、特に埼玉県民には大ウケの映画であることに間違いはない。劇場も埼玉県内や東京・池袋などでは、埼玉県民で満席だ。劇場ではローカルネタが次々繰り出され、そのつど笑いが起こるほどだった。埼玉の自虐ネタというより、埼玉県民の郷土愛があふれる作品だった。

PEKO

オススメ度 ☆☆☆

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