2019年 7月 21日 (日)

外部講師が「腐ったミカン」「負のオーラ出てる」と職員恫喝、大阪の学校法人が異様なパワハラ研修

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   「あなたのように腐ったミカンを追手門の中に置いておくわけにはいかない。まだ少しは可能性があって頑張ろうとしているミカンも腐ってしまう」

   「その程度の苦しみなんかじゃダメですよ。もっと苦しみなさい。もっと自分のみじめさを知りなさいと言っているんです!」

   「明確に負のオーラが出てますよ。職場や周りの面々に聞いてごらんなさい。負のオーラばっかりですよ!」

   大声で人格否定の恫喝が続く。マスクをしている受講者には「なぜマスクをしているんだ!」と意味不明の叱責も。これが追手門学院大学などを運営する大阪の学校法人「追手門学院」で行われた「キャリア研修」だというから驚きだ。

「もっと苦しみなさい」「自分のみじめさを知りなさい」

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   2016年8月に新大阪駅のビルで行なわれた研修には、人事評価の悪かった職員18人が集められた。部屋のカーテンは閉められ、後ろには学校の幹部が並び、受講者を監視する。講師は、東京都内のコンサルタント会社が担った。受講者の中には研修時の辛さがトラウマになり、新大阪駅付近を通ることができなくなってしまった人もいる。

   研修後に退職勧告書を渡された受講者もいた。離職票をもらった人の話では、「新キャンパス建設による経営状況の悪化」ということが書かれていたという。受講者は「退職を促そうとする追手門学院の意向を受けた発言だ」と感じたという。

   一方、追手門学院は「今回のご指摘を受け、外部講師の発言に受講者への配慮が足りなかったことを重く受け止めます。このことを踏まえ、学院では関係者の責任と処分について検討中です」とコメントを出した。

   青木理(ジャーナリスト)「企業でも、経営が悪化した時に追い出し部屋を作ることもあるが、外部の講師にやらせるのが悪質。追い出し部屋を作った大手企業を取材したことがあるが、その企業はその後、経営破綻状態になった。こういうことをやる学校が今後どうなるのか」

   菅野朋子(弁護士)「なぜ外部講師が受講者にこれだけのことを言えるのか。負のオーラ、腐ったミカンという言葉は完全に人格否定。経営悪化でやむをえないのであれば、適切なやり方がある。一方で、雇用の流動性があればこうした問題はなくなる。雇用のあり方を含めて改善していかなければいけない」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「終身雇用は若い頃にはお金を払わない分、50代になってたくさんお金を払うという年功序列とセットになっている。しかし、これだけ社会が変わると50代に新しいことが覚えられない。会社としては、本当は辞めてほしい人にお金を払えば解雇できるシステムが法制化されるのではないか」

文・みっちゃん

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