芸人は「反社」と付き合ってはいけないのか?芸を楽しんでくれるならどこへでも行くのが芸人
楽しみだなあ八村塁―「黒人とのハーフであることにも誇りを持っている」
バスケットの最高峰、NBAのドラフト会議で、ついに日本人が1巡目、全体の中で9位に指名された。八村塁(21)。西アフリカのベナン人と日本人とのハーフ。彼は中学時代、野球と陸上をやっていた。週刊新潮によれば、彼を変えたのは両親の離婚だったという。
母親の麻紀子は別れた後も普通に父親と会っていたし、女手一つで育てたというわけではないと語っているが、恩師の富山市立奥田中学バスケットボール部コーチの坂本穣治は「あいつが苦しんできたのを見てるから」と言葉を詰まらせた。
さらに、富山という地方の街で、ハーフの子どもがどう見られたか、想像に難くない。八村は「日本人であることを強調する一方、黒人とのハーフであることにも誇りを持っている」(坂本)という。さらに坂本は、「彼がすごいのは、そうした偏見の中でグレてしまうのではなく、ベナン人の父、日本人である母の血の両方に感謝しよう、と素直に思えたことだと思います」
やがて、八村はNBAに入ると豪語するようになる。そしてついに夢を実現するのだ。大坂なおみ、サニブラウンなど、ハーフの日本人たちの活躍が目立つ。これこそが真のグローバリゼーションなのだろう。楽しみである。(文中敬称略)