2024年 4月 26日 (金)

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投資家のジム・ロジャーズの警鐘「韓国・北朝鮮統一国家が生まれれば、日本にとって脅威的な存在」

   週刊現代から2本紹介しよう。投資家のジム・ロジャーズが「韓国が北朝鮮と統一すれば80000万人の国ができ、十数年後には日本を突き放す経済発展をするかもしれない」と吠えている。

   <「韓国と北朝鮮が一緒になり、南北統一国家が生まれれば、朝鮮半島は世界で最もエキサイティングな場所になるでしょう。

   北朝鮮には安価な労働力があり、大量の天然資源が眠っています。それらが韓国の資金力や製造力、ビジネス力と結合するわけです。日本にとって、脅威的な存在になることは間違いありません」>

   また、金正恩という人間をこう見ている。<「まず、日本の皆さんが覚えておかなければならないのが、金正恩氏を北朝鮮の人間だと考えてはいけないということです。

   彼はスイスで生活し、教育を受けました。本音を言えば、スイスで暮らしたい人間なのです。しかし、現実的に彼は北朝鮮を出ることはできない。だから、北朝鮮をオープンにして、スイスのような先進国に成長させることで、かつて自身が送った先進的な暮らしを取り戻したいと思っているのです。

   13年に金正恩氏が北朝鮮に国際的なスキーリゾート、『馬息嶺スキー場』を建設させたのも、その一歩です。

   彼は何度も言っています。『40年前に鄧小平が中国で行ったようなことを、私は北朝鮮でしたい』と。それを彼はやろうとしているのです」>

   根拠の薄い夢物語かもしれないが、嫌韓でゴリゴリに固まった日本人に必要なのは、こうした外からの目なのである。もしも南北が統一したら、日本の存在感など一瞬にしてなくなってしまうだろう。そうならないために、早急に日韓関係を修復し、首脳同士が忌憚なくものをいえる人間関係を築くことである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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