2020年 8月 8日 (土)

江戸幕府の大奥について、成立から終焉までを辿った興味深い物語ドキュメント
<にっぽん!歴史鑑定 大奥の女達>(BS TBS)

   江戸城大奥に焦点を当てた実に楽しい歴史お勉強(?)トーク絵巻。案内人は田辺誠一である。3代将軍・徳川家光は男色家で、このままじゃお世継ぎが生まれんわい、と春日局が美女を連れてきて、やっと家綱が生まれたとか、3代の時に大奥が整備されて奥女中は1000人以上だった。大奥での出世には「ひき」コネ、「運」空きポスト、「女」容姿人柄。この3つが必要条件であったそうだ。
 5代将軍・綱吉は色好みで正室は京都の五摂家の出・鷹司信子だが、側室のお伝の方を寵愛した。お伝の方は鶴姫と徳松を生み、将軍の生母になるところが徳松は夭折し、信子派が強くなった。正室と側室の対立はよくドラマになったが、開かずの間での殺人事件は作り話。大奥のことは他言無用として記録がなかったが、松尾助匡が幕末に聞き書きを記したのが残っているそうである。
 大奥若年寄の給与は70石(今の金で700万円以上)、8人扶持、炭6俵、薪10束、油2升など現物支給も含めて、2000万円近い年収、上屋敷下屋敷の家を拝領するなどと記録されている。
 8代将軍・徳川吉宗は50人の女中を解雇、なぜなら、正室が着た豪華衣装は1日5回ものお召し替えなど、年間7億円の衣装代がかかり、イベント代も20万両(200億円)もして、幕府の財政を圧迫した。第11代将軍の頃から江戸幕府は衰退期に入る。慶応4年に大奥の歴史も終焉を迎えた。興味深いルポであり絵柄も面白かった。(放送2019年12月15日10時~)

(黄蘭)

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