2024年 4月 27日 (土)

安倍首相と大違い!英国政府が新型コロナで国民の求めた大人の覚悟「愛する人をさらに失います」

ヤクザも新型ウイルス防疫ボランティア!「ダイヤモンド・プリンセス」の清掃申し出

   コロナ汚染は世界的な株の大暴落を招き、円も1ドル100円を切るどの円高になっている。昨年秋(2019年)の消費税増税がダブルパンチになり、日本経済は沈没しかねない。そのうえ、週刊新潮によれば、4月以降の「働き方改革」が働く人間たちの首を絞めることになるという。

   同一労働同一賃金の施行で、人件費の高騰に喘ぐ多くの企業では、正社員の収入を減らすことで、格差をなくそうとする企業が多くなるそうである。 メスが入るのは手厚い各種の「手当」のカットだ。住居手当などがなくなり、過労死防止のため「残業規制」も行われる。繁忙期でも年間720時間を超える残業はできなくなるため、全企業に適用されると、残業代は年間8兆5000億円減少するそうだ。一人当たり年間14万円の減収となるそうである。 冬のボーナスにも影響が出てくる。住宅ローンを抱えている家庭は大きな打撃を受ける。さっそく保険、通信費、車などは見直すべきだという。

   コロナ騒ぎで、深刻な(?)マスク不足だが、それに便乗して、マスクを買い占め、大儲けしようと考えたヤクザはあまりいなかったと週刊ポストが報じている。中国人観光客を使ってマスクを大量に買い占めたマカオの組織幹部は、「日本のヤクザは態度がでかいわりに根性がない。言葉が喋れずハングリーさもない。今回もヤクザは儲け話に乗り遅れた」 と語っている。

   しかし、ボランティア精神を持ったヤクザは多いようだ。今回も、関東に本部を持つ広域暴力団は、傘下組員を動員して3万枚近くのマスクを集め、中国へ無償で送ったという。なかには、横浜埠頭に停泊していたダイヤモンド・プリンセス号の清掃を志願するヤクザもいたそうだ。 政府は、暴力団に美談をかっぱらわれてはたまらないと、応じなかったという。FUKUSIMA50ではないが、コロナ60とでも名付ければ、世界的に有名になったかもしれないのに。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中