2024年 3月 29日 (金)

新型ウイルス騒乱!志村けん重篤、オリンピック延期、東京封鎖...信じていい情報はどれだ?

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   朝、オフィスへ行く前に、駅前の小さなスーパー「イトーヨーカドー」に寄った。ここでやっている空弁フェア(全国の空港で売っている名物弁当)で弁当を買うためだが、入って驚いた。普段は空いている時間帯なのに、レジに長い行列ができている。オバサンばかりではなく、ジイサンも、若い男も、両手にスーパーの大きなかごを持ち、冷凍食品などが溢れそうになっている。

   前夜(2020年3月25日)、小池東京都知事が「オーバーシュートの懸念が高まっている。できるだけ仕事は自宅で行い夜間の外出は控えてほしい」と要請したことで、都民がスーパーに殺到しているという映像は朝のワイドショーで見ていたが、これほどとは思わなかった。自分の番がくるまで30分以上はかかった。

   小池発言はワイドショーで知ったのだが、テレビ朝日系の『モーニングショー』とフジテレビ系の『とくダネ!』では扱い方が違っていた。『モーニング』のほうは感染爆発が起きる恐れはあるから致し方ないと肯定的だったが、『とくダネ!』は古市憲寿(コメンテーター)が「仕事を休んだり、店を閉めたりしたら、その補償をするのかしないのか、それをはっきりいわないのは無責任だ」というような発言をしていた。

   生活者たちに「外へ出るな」というからには、補償はもちろんのこと、今週末だけで終わるのか、来週はどうなるのかを、トップに立つ人間ははっきりさせなくてはいけない。 それは、法律があろうがなかろうが、為政者として当然のことである。安倍首相と同じように、私がそういったんだから、後は自分たちで考えてというのでは、ワイドショーで煽られている不安を徒に増幅するだけである。

   タレントの志村けん(70)がコロナに感染して重篤な状態だと報じられている。『モーニング』のコメンテーター玉川徹は遅い冬休みを取っているそうだ。コロナ感染が山場を迎える時に休むというのは解せないが、感染ではないことを祈りたい。

   東京オリンピックは延期が決まったが、その時期について、さまざまな意見が飛び交っている。今年の末、来年の夏というのは、来年9月で任期を終える安倍首相とその周辺の希望的観測であろう。 現実的には2年後、秋にあるサッカーW杯と冬季五輪の前というのが一番いいのではないだろうか。だが、宮本勝治関西大学名誉教授は週刊潮新潮で、延ばした場合の経済損失について計算している。「今秋ならマイナス3000億円~4000億円、来夏なら6400億円、2年後なら1兆5000億~1兆6000億円」 。これだけのランニングコストを、組織委員会が払い続けられるのか、大いに疑問だが。

新型ウイルスは意外に弱い!気温22度以上、湿度50%以上、強い紫外線で活動停止

   週刊新潮によれば、世界的な感染の拡大で、このウイルスについて見えてきたことがあるという。免疫学が専門の奥村康順天堂大学特任教授は「インフルエンザとくらべても病原性はずっと弱く、どうということはありません」といい切る。今年の冬も、インフルエンザに感染したうち1000人以上が亡くなっているが、コロナは致死率が低い。高齢者や持病のある人を別にすると、感染が広がっても、抗体ができ免疫ができるから、中国・武漢のように発症が止まるのではないかというのである。

   アメリカでは、新型コロナウイルスは湿度に弱い、「気温22度、湿度50%の場所ではウイルスが活動できない」(医療ジャーナリスト)というし、中国の研究チームも、気温が8.72度を超えると、感染者が減るという研究を発表しているそうだ。

   さらに、これからの季節は紫外線が強くなる。紫外線を30分当てればウイルスを無害化、除去できると、北村義浩・長野保健医療大学教授がいっている。したがって、4月5月は紫外線はまだ弱いが、6月になれば飛躍的に増える。梅雨もウイルスの天敵で、表面に付着したものが雨で洗い流されてしまうそうだ。

   だが、コロナウイルスは、世界経済にも大きな打撃を与えている。なかでも、昨秋、消費税を10%に上げた日本は、未曽有の経済危機に陥っている。東日本大震災以上のGDP減少に見舞われるともいわれている。元内閣参与の藤井聡・京都大学大学院教授は、この「アベショック」といわれるボロボロになった日本経済を立て直す切り札は、今年4月までに消費税を5%に減税するのが一番いいと提唱する。

   藤井教授は、京大で研究チームをつくり、消費税増税で税収が縮小していることを立証し、8%に減税した場合と5%にした場合とでは、15年後の2035年に税収がどうなるかをシミュレーションした。 結果、5%に減税すると、一時的に税収は減るが、その後、税収は増え続けて15年後には80兆円の大台に乗るというのである。

   私には、こうした算術は全くわからないが、検討する価値は十分にあるはずである。

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