2020年 5月 30日 (土)

すでに起こってる「新型ウイルス」医療現場の機能不全!指定病院は「これ以上の受け入れ無理!」

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   新型コロナウイルスの専門家会議は、感染爆発の前に医療現場が機能不全に陥ることも予想されると警告した。国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師は「このウイルスは長い」という。体の中に3、4週間は止まっているらしい。入院も長期化する。感染者を受け入れた当初、入院期間を1週間と想定していた。インフルエンザだと、3、4日目くらいがピークで快方に向かうからだ。このウイルスは違った。早くても3週間。40床では足らなくなり、一部は受け入れできない状態にあるという。

一般病院は専門スタッフ間に合わない

   愛媛県立中央病院は瀬戸際にある。訓練を受けて専門に対応できるスタッフは、医師、看護師合わせて7人だけだ。新型ウイルスには、夜間も休日もこの7人が当たるしかない。「半年、1年続いたら、もたないだろう」と医師はいう。大曲医師も、医療の現場はすでに、専門家会議のいう「機能不全」にかなり近い状況にあるとみる。「集団感染が出ると対応できない。地域によってはすでに(医療崩壊は)起こっている」という。

   指定医療機関がいっぱいになって、一般病院での受け入れが現実のものとなり始めている。クルーズ船の軽症患者を受け入れた葉山ハートセンターは、専用病棟を作り専属スタッフを養成した。防護服の着用などの訓練に1週間近くかかったという。幸い、事故もなく全員退院したが、「今後は容易ではない。簡単に手をあげられない」と田中江里院長は話す。

   規模の小さなクリニックでは、受け入れられないという声が強い。「一般患者と区別するのも困難。感染拡大になりかねない」という。ある医師は「発熱外来のようなものを独立して作って、呼吸器を診られる地域の医師が協力するのがいいのではないか」と提案する。

文   ヤンヤン
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