2020年 10月 22日 (木)

竹内結子は実母と死別し、父親は再婚した。竹内は自分を「連れ子という荷物」だと思ってきた。若い頃から自立する道を模索していた竹内は、「理由のよく分からない疎外感」をいつも抱き、よりどころは酒だったという

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   女優・竹内結子はなぜ自殺したのか。文春、新潮がその謎を追いかけている。文春によれば、119番があったのは午前1時57分。すでに心肺停止状態で午前4時ごろに死亡が確認されたという。遺書などはないそうだ。享年40。2008年に中村獅童と離婚後、俳優の中林大樹(35)と再婚するまでの11年間、よりどころは酒だったという。キッチンドランカー状態で、行きつけのバーでも、夜9時ごろに来て、一人でビールやカクテル、ハイボールを飲んでいたようだ。

   1995年、竹内は高校入学直前に原宿でスカウトされ、99年にNHK朝の連続ドラマ『あすか』でヒロインに抜擢されたが、その頃、「私には帰る場所がないから、この世界で頑張りたい」と漏らしていたという。竹内は実母と死別し、父親は再婚した。竹内は自分を「連れ子という荷物」だと思っていたそうだ。そのため若い頃から自立する道を模索していた竹内は、「理由のよく分からない疎外感をいつも抱いていた」ようだ。

   スターへの階段を順調に駆け上がっていた竹内は、05年に中村獅童とできちゃった婚をする。しかし、女出入りの激しい夫や姑との折り合いもよくなく、3年後には離婚し、激しい親権の取り合いの末、竹内が勝ち取っている。長男には並々ならぬ愛情を注ぎ、どんなに忙しくても食事は手作りし、一流の家庭教師をつけ、有名私立中学に合格させたという。

  • 竹内結子さん
    竹内結子さん
  • 竹内結子さん

三浦春馬が主演したドラマや映画には不思議な因縁がある。芦名星と藤木孝、竹内結子が共演しているのだ

   仕事では、20年近く彼女のマネジャーをしていたAとの間にすきま風が吹き始め、新しいマネジャーはAの影響力を排除しようとして、竹内は事務所内で孤立していったそうだ。そんな中、同じ事務所で、これからという年下の俳優・中林と「格差婚」に踏み切り、今年1月下旬に第二子を出産した。そんな竹内をコロナ禍が襲う。

   「先行きが見えないことに不安を覚えていたのは確かです」(別の事務所関係者)。だが、経済的に行き詰まっていたのではない。多くのCMをこなし、年収1億円は下らなかったという。夫婦仲も、近所がうらやむほどよかった。次回作も決まり始め、大女優への道が約束されていたのになぜ? 映画『長いお別れ』で共演した山崎努がこう語る。

   「不幸な出来事が続いていますが、もしかしたら誰もが追い詰められ、紙一重の状況にあるのかもしれないね」

   新潮は三浦春馬が主演したドラマ『ブラッディ・マンデイ』(TBS系)との不思議な因縁を持ち出す。春馬演じる天才ハッカーを護衛する警視庁テロ対策部隊のメンバー役が芦名星、法務大臣役で藤木孝が出演していた。昨年公開された映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』では三浦と竹内が共演している。因縁話のようだが、三浦の死が何らかの形で、他の3人に影響を与えたのではないかと思えなくもない。惜しい俳優・女優を失ってしまった。

孫正義ソフトバンク会長
孫正義ソフトバンク会長

菅首相の携帯電話料金引き下げは、ソフトバンク孫正義をねじ伏せられるかどうかにかかっている

   さて、NTTがドコモを完全子会社化するというビッグニュースは、菅義偉首相が唱える「携帯料金の値下げ」に結び付くのかと文春が疑義を呈している。日本の携帯料金が高いことは周知の事実である。「総務省の調査では日本の携帯料金は、最も一般的な5ギガバイトで月6250円。一方、英仏は2000円弱」(『スマホ料金はなぜ高いのか』の著者・山田明)

   広い範囲をカバー可能な『プラチナバンド』と呼ばれる周波数帯が無料で割り当てられ、高い値段で売るのだから、NTT,KDDI、ソフトバンクは儲かって仕方がない。そこにメスを入れようというのだから、今のところは「菅の言やよし」と国民に受け入れられているのは当然であろう。中でも、孫正義のソフトバンクは、携帯の料金を下げると謳って参入し、シェアを伸ばしていった。2014年3月期には売上高でドコモを抜いた。

   だが、莫大な利益を上げているにもかかわらず、料金値下げは行わず、ここ数年、法人税が「実質ゼロ円」だった。なりふり構わず金儲けに走る孫ソフトバンクに対して、菅のいう「4割値下げ」は実現できるのか。菅が期待する第4の勢力である楽天は、カバーできる範囲が狭く、トラブルも相次いでいて、「首相が抱くような過度な期待は禁物」(政治部デスク)。要は、菅が孫ソフトバンクをねじ伏せられるかどうかにかかっているようだ。

    ところで、ワイドショーのコメンテーターとして出ていた共同通信元論説副委員長の柿崎明二(59)が、菅の首相補佐官になるという。文春によれば、柿崎は菅と同じ秋田県出身で、以前から「親戚のようなもの」(菅)だといっていたそうだ。「総裁選出馬の際の会見原稿は、柿崎氏が手を入れていました」(菅氏周辺)というが、あの程度のものしかできないようでは、力不足かもしれない。

   さらに、彼の酒乱は有名で、セクハラ的言動も目立つという。私は、フジテレビ系の『とくダネ!』で時々見かけたから、てっきり産経新聞かと思っていた。 いまさらこうした権力好きの人間に、「ジャーナリストはウオッチドッグたれ」などと説いてもカエルの面にションベンだろう。

菅義偉首相
菅義偉首相

サン毎と週朝の予想によると、菅が総選挙に打って出ると意外にもともに高支持率だが議席はマイナスになる

   ところで、先週の現代は、11・1総選挙と仮定して、全国289選挙区の当落予想をやっていたが、自民党は43議席増の327議席になり、立憲民主党は29議席減の78議席で、菅政権が歴史的勝利すると報じていた。私は、無邪気すぎるのではないかと書いたが、今週はサンデー毎日と週刊朝日が当落予想をやっている。サン毎は、菅義偉首相が、新内閣が発足した翌日に会っていた選挙プランナーの三浦博史の分析を載せている。

   「雑談ですよ。隠すような話はしていません」と三浦は否定するが、この時期、菅が彼と会ったことで、党内外に解散もありうるという印象を植え付けたことは間違いない。三浦は、菅政権は高支持率だが、意外にもマイナス11議席と読んでいる。小選挙区では16議席減、比例では5議席増。一方の野党・立憲民主党は11議席減、共産党は3議席伸ばすと見ている。躍進するのは日本維新の会で、20議席増と読む。

   週朝はどうか。こちらは角谷浩一と野上忠興が分析している。角谷は自民党が11議席減、野上は24議席減と見ている。野上は、菅のような答弁では、臨時国会でどんどんメッキが剥がれていく。「野党は小沢一郎が接着剤となり、立憲と共産の共闘が予想以上に進んでいる。(中略)ご祝儀票を当て込んで解散すると百戦錬磨の小沢氏の"罠"にはまります」と読む。

   どうやら年内解散はないようだが、勝敗の決め手は臨時国会で野党側が菅首相を追い詰められるかどうかにかかっているようだ。

トランプ大統領
トランプ大統領

米大統領選のTV討論、トランプがヒラリーの時に成功した悪口雑言作戦は功を奏さなかった。バイデンはさすがだ

   9月30日のアメリカ大統領選の討論会を面白く見た。事前の予想では、強気で喋りまくるトランプ優勢と見られていた。その上、司会はトランプ支持のFOXテレビの人間だから、心配したが、バイデンの落ち着き払った受け答えと、カメラを見据えて有権者に語り掛ける誠実な態度、時には「黙れ」とトランプを指さす強気なやり方で、第1ラウンドはバイデンが勝利したと見た。

   FOXの司会者も、バイデンが話している間もしゃべり続けるトランプに再三注意を促す場面が多く、バイデンも心配された高齢による体力の衰えは微塵も感じさせなかった。ヒラリー・クリントンの時には成功した悪口雑言作戦が功を奏さなかったことで、トランプは舌戦では勝てないことを思い知ったであろう。

   怖いのは、追い詰められたトランプが、イラン攻撃というような暴挙に出ないかだが、もはやそれを支持する共和党議員はごくごく少数だろう。

   ポストから「目の前に迫る『銀行沈没』消える銀行、生き残る銀行」という特集を紹介しよう。

   「すでに20年3月期の連結決算で上場地銀70行・グループのうち7割が前期比で減益もしくは赤字です。地銀はメガバンクから融資を断られた企業でも地元経済を下支えするため資金供給に努めていますが、それが不良債権を増やすことにつながり、大きな時限爆弾になっています」(経済ジャーナリストの森岡英樹)

   菅は、自民党総裁選の出馬会見で、「地方銀行が多すぎる」と発言していた。首相就任後も地銀再編と中小企業の再編を促進すると明言。新総理による"強制統合"と受け止められている。ポストは、

   「これから銀行業界は淘汰の大波に晒される。必然的に『生き残る銀行』と『消える銀行』に二分化されていくことになるのだ。そこで本誌は、銀行の将来を占う上で重要だと考えられる『不良債権比率ランキング』を作成した」

   森岡は、「金融機関は貸出先債権を正常先、要注意先、要管理先、破綻懸念先、実質破綻先、破たん先に区分して管理し、要管理先以下に相当する債権の残高を不良債権として公表しています。これが資産のどの程度を占めるかを示す数字が不良債権比率です。貸出金や債務保証などの合計額を分母、不良債権総額を分子にして算出」したそうだ。さらに、「一般的に、不良債権比率が高いことは、経営の先行きに懸念があることを意味します。もちろん、経営状態は自己資本比率や収益力にも左右されますが、不良債権比率が2%以上ある銀行は、経営状態に注意が必要と見ることができるでしょう」

   ポストの表から不良債権比率ワーストランキング1位から10位までを挙げてみよう。

   1位スルガ銀行(静岡県)13.90%。2位南日本銀行(鹿児島県)5.65%。3位豊和銀行(大分県)4.10%。4位高知銀行(高知県)3.86%。5位福邦銀行(福井県)3.82%。6位福岡中央銀行(福岡県)3.58%。7位東北銀行(岩手県)3.36%。8位島根銀行(島根県)3.03%。9位神奈川銀行(神奈川県)2.92%。10位東日本銀行(東京都)2.8%。ちなみに最下位は102位で東京スター銀行の0.55%である。

二階俊博幹事長
二階俊博幹事長

麻生が『すが』を『かん』とわざと言い間違えるのは腸が煮えくり返っているからだ。麻生は二階・菅につぶされたというが、本当かな

   次は現代から。9月17日、菅が自民党総裁選で勝利を収めた翌日、麻生は自派閥の会合で行った挨拶で、『すが』を『かん』と言い間違えたそうだ。安倍と一体で長年やってきた菅を間違えるわけはない。わざと言い間違えたのだ。

   「麻生さんは表向き、余裕の構えを見せていますが、実は腸が煮えくり返っている。麻生さんは、今回の政局を読み違えた。二階さんや菅さんを舐めていたからです。安倍さんから持病のことを真っ先に相談され、主導権を握れたはずなのに、素早く菅さんを取り込み、流れを作った二階さんに動きを封じられ、慌てて追従することしかできなかった。こんなはずではなかったと、すこぶる機嫌が悪い」(麻生派中堅議員)

   麻生が腹を据えかねているのは、菅と二階コンビによる狡知に長けた今回の人事だという。「麻生がイラつく要因は、武田良太が総務相で入ったこと。武田は福岡選出で、地元が同じ麻生にとっては『天敵』として知られている。事あるごとに自分に盾突く武田を麻生はずっと干してきたが、事もあろうにその武田を、菅は総務相という重要閣僚に抜擢した。しかも彼は二階派。麻生にしてみれば、福岡が二階に乗っ取られそうで、気が気ではないだろう」(自民党閣僚経験者)

   だが、麻生は二階へ反撃はできない、もはや決着がついたというのである。二階派の中堅議員は二階の凄さをこう語る。

   「二階劇場の真骨頂は、芝居の緞帳が上がった時、すでに芝居は終わっているということなんだよ」

   「『麻生さんが潰される』誰もがそう気づいた時、麻生はすでに、完全に終わっているのだ」(現代)。果たしてそうか。まだまだ波乱の予感はするが。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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