2020年 11月 27日 (金)

東京五輪は開催できるか?テストケースだった体操国際大会の舞台裏は想像を超えた「コロナとの闘い」だった!「五輪の扉を開ける」と覚悟の選手団、連日のPCR検査、厳しい隔離、「偽陽性」だった内村航平の「思い」は...

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   新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなか、来年夏の東京五輪を開くことはできるのか?――そのテストケースとして、4カ国が参加した体操の国際大会が今月、東京で開かれた。その舞台裏にカメラが入った。

   今回の大会は、国際オリンピック委員会(IOC)から東京五輪の試金石になると伝えられていた。「誰か先陣切らないといけない。切り込み隊長で」と、運営の責任者を務めた渡辺守成・国際体操連盟会長は大会前に言った。「人生最大のプレッシャーと緊張感ですね。コロナを海外から持ってこない。選手にコロナを発症させないことが最優先。そのリスクがちょっとでも高まるのだったら、躊躇(ちゅうちょ)せずに中止します」。

   大会には日本、米国、ロシア、中国の4カ国が参加。30人の選手が出場した。各国選手団はそれぞれバブル(泡)の中のように隔離される。入国後14日間の隔離は免除されるが、行動範囲は空港、ホテル、競技場に限られる。事前に各国に説明に出向いた渡辺会長は「オリンピックができるためだったら何でもすると。だから大会をやるのだったら喜んでいくと。自分がオリンピックの扉を開けるんだったら。やりたいんだという気持ちを、ひしひしと感じた。やるしかないな、やってあげたいと思いました」。

  • NHK番組公式サイトより
    NHK番組公式サイトより
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毎日の検査で鼻の炎症も、防護服で3時間の移動

   ロシア選手団の場合、ロシア国内でまずPCR検査をして陰性を確認。去年の世界選手権個人総合でメダルをとったロシア体操界のエース、ニキータ・ナゴルニー選手は、モスクワを出発して10時間。まず、空港の選手団専用のスペースで、つばを吐いて提出した。PCR検査よりも早く結果が出る抗原検査だが、人によって唾液を出すのはひと苦労。スタッフも含め全員の陰性が確認されるまで1時間半かかった。中国選手団は便が制限されているため、通常の便に同乗せざるを得なかった。移動中に空港や機内などで感染しないように、防護服を着て移動。大連の空港から3時間余り、食事には一切手を付けず、トイレにも立たないまま着陸を待った。

   空港を出てホテルに入っても選手団には厳しい行動制限が待ち構えていた。選手は全員外出禁止。ジムやプールなどホテル内の施設も利用できない。ロシアのナゴルニー選手は、「生まれて初めて東京に来たのに、一歩も外出できないなんてクレイジーだよ」。食事の会場は選手団ごとに区切られ、会話もできない。大皿を分け合うビッフェ形式ではなく、小皿に分けてある。ナゴルニー選手は練習不足でベスト体重から4㌔オーバーだったが、部屋でシャドウボクシング、バスルームをサウナのようにして減量した。「本番では、サウナやプールを使えるようにして、環境を整えて欲しいですね」。PCR検査は毎日受ける。朝食の合間に検査会場に呼び出され、鼻の奥に綿棒を差し込まれ、粘膜の一部を採取される。「もうちょっと柔らかくやっていただきたいです」との声も。中国の選手たちは、来日前からPCR検査を受け続けてきたため、鼻に炎症が起きている選手も少なくなかった。

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