常盤貴子、斎藤工、五木ひろし...聖火ランナー相次ぐ辞退に芸能デスク「世論みて本業優先」

   3月25日から、東京五輪開会式に向けた国内での聖火リレーがスタートする予定だが、芸能人のランナー辞退が相次いでいる。

   ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん(愛知県予定)が先月3日、森喜朗・東京五輪・パラリンピック組織委員会前会長の女性蔑視発言をきっかけに辞退したことは記憶に新しいが、女優の常盤貴子さん(石川県)や俳優の斎藤工さん(福島県)、歌手の五木ひろしさん(福井県)が「スケジュールの都合」を理由に、聖火ランナー辞退を申し出ていたことが先週、明らかになった。将棋の藤井聡太・二冠(愛知県)も、対局の日程を理由に昨年、辞退している。

   フジテレビの芸能デスクは「世論を見て本業を優先する人が増えているのではないか」という。

   聖火リレーについては、昨年3月24日に「東京五輪延期」が合意されて以降、9月28日に新たな聖火リレーの日程が発表され、12月15日には聖火リレーを実施する市区町村などが発表された。今年の2月17日には、島根県の丸山知事が「島根県は中止を検討してほしい」と発言。全国知事会は、「実施方法など早急に具体的方向性を示してほしい」と要望している。

小倉「一般の人はかなりの倍率で選考されているのに...」

   小倉智昭キャスター「一般の人はどうなのか、というのをぼくは一番気にしている」。一般の人は、かなりの倍率の中で、相当綿密な書類選考をされているという。「その人たちの中にも、一年延期されたことで、走れなくなった人もいると思う。そういう人がどれくらいいるかも見せてもらいたい」

   小倉氏自身、1964年の前回東京五輪時も、聖火ランナーとして走り、今回も、予定されているという。「リレーが始まったら、死んでも走りたいです。アテネの火を東京五輪の開会式に向けて人の手でつないでいく。その一員になるというのは、どれだけ幸せなことなのか、と思っているから」

文・栄

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