2024年 4月 24日 (水)

天皇も〇✕ゲーム参加する予定だった「五輪閉会式」実現してたら楽しかったのに残念!――ほか8編

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   ようやく東京五輪も終盤である。私は金メダルの数にはまったく興味はないが、この酷暑とコロナが猛威を振るう中で熱戦を繰り広げてきた選手たちには、敬意を払う。五輪中継で唯一観たのは、サッカーのスペイン対日本戦だった。スペインの圧勝だと予想したが、意外な凡戦でガッカリした。

   スポーツライターの金子達仁がスポニチ(2021年8月5日付)にこう書いている。この気象条件のもとで中2日で試合を強いることが間違っているので、<日本は疲れていたし、スペインにいたってはキックオフの時点で疲労困憊していた>

   そして、<こんな惨状を見せつけられては、男子サッカーに関しては日程を考え直すか、そもそも五輪に加わり続けるかを再考する時期に来ているといわざるをえない。強豪国にとっての五輪は、必要とされるエネルギーに対して得られるものが小さすぎる>としている。野球は今回限りだそうだが、ゴルフ、テニスにしても、五輪の金メダルより大事なタイトルが他にある。五輪の"ご威光"は消滅寸前だと、私も思う。

   週刊文春は小池都知事へのプレゼン用にまとめられた閉会式の「公式資料」を入手したそうだ。そこには、新国立競技場で五輪出場選手や観客、VIPたち、茶の間の視聴者たちにはスマホで参加してもらって、5つの質問に○か×で答える「ゲーム」が書かれていたそうだ。正解は全問○で、その○が重なりあい五輪のシンボルマークを形作るという趣向である。その資料に、「天皇陛下も参加する」と明記されていたというのだ。

   文春は、この「衝撃計画」を作成したのは元電通のCMクリエーター・佐々木宏(その後辞任)だったと指摘している。実際に閉会式に出席するのは秋篠宮で、開会式直前の台本からこの○×クイズは、消されていたそうだ。

   文春は、天皇をこのようなお遊びに参加を求めるのは不謹慎だといいたいようだが、私はそうは思わない。もしコロナ禍がなく、満員の閉会式で、選手たちと観客がひとつになってゲームをすることになったら、天皇が嫌でなければ参加してもらえばいい。それこそ日本中が一体になった東京五輪を象徴する瞬間になったのではないかと思うからだ。

   文春は、電通が東京五輪を支配し、「十四年から六年間で、確認できるだけで約五十一億円の五輪関連事業を東京都から受注(関連会社も含む)。組織委からの落札額も約百十六億円に及ぶ」と指摘している。まさに、東京五輪はバッハIOC会長と電通が肥え太るための祭りであったのだ。

捧腹絶倒!週刊文春記者「オリンピック選手村バイト体験リポート」コロナワクチン受けてないのにPCR検査サポート

   週刊文春記者の甚野博則が、選手村でアルバイトをして覗き見た実体験をリポートしているが、これが面白い。選手村の中にある24時間営業のメインダイニングで裏方をやったそうだ。時給は1300円で、22時から翌朝までは1625円と悪くはない。だが、掃除や運搬などの雑用係で、なかなか過酷な仕事のようだ。

   バイトというのは選手村の中のカーストでは一番低いようで、ボランティアの中には冷たい扱いをする者がいたようだ。ボランティアはウェアもカバンも靴下も靴もスポンサーのアシックスから支給されるが、バイトには支給されず、アシックス以外の靴やシャツを着ることはやめてくれといわれた。

   酒の村内への持ち込みは禁止されていないから、近くのローソンには路上にもビールや酒、つまみ類が並べられて、常に品薄状態だったという。当然ながら、それを買い込んで仲間とドンチャン騒ぎをやる選手や関係者もいたことは想像に難くない。甚野記者は開会式前に某社の職域接種を1回受けたが、バイトのほとんどにワクチンは接種されなかった。そのバイトに、選手や関係者のPCR検査のサポートをする仕事の紹介が来たという。

   スタッフやボランティアが村内に入る時の手荷物検査は厳重にやるが、出るときは自由だそうで、INDIAと書かれたジャージー姿の男と監督者の日本人スタッフが選手村を出るときは何のチエックもなく、ジャージーの男は待ち合わせた知人と合流して、監督者を置き去りにして街へ消えていったのを目撃したそうだ。喫煙所の周囲はタバコをふかす選手やマスクなしでトレーニングする選手を目撃している。

   8月2日時点で大会関係者の陽性者数は270人以上だが、さらに増えることは間違いない。菅首相の「安全・安心な東京五輪」など嘘っぱちで、恐れていた「五輪株ウイルス」のまん延で、パラ五輪前に東京の感染者は1万人近くになるかもしれない。菅首相の賭けは無残な失敗に終わったといってもいいだろう。誰もが菅には現下の緊急事態は任せられないと考えているはずだ。

   先週の週刊現代は、秋の衆院選で、自民党は最悪のケースでは現有勢力から78議席を失って198議席になってしまうと予想していたが、今週の週刊文春も、政治広報システム研究所代表の久保田正志を起用して、衆院選の予測をやっている。それによれば、自民党は現有勢力から46議席減らして、230議席と単独過半数割れになると見ている。

   選挙の前に総裁選をやれば、菅の首をすげ替えようという動きが出てくるし、選挙後は敗戦の責任をとれと辞任を迫られる。どちらにしても菅の生き残る道はないということのようだ。

子育て中の親は注目!大谷翔平と藤井聡太の共通点...「好きなこと」を大人になってもずっとやり続ける

   大谷翔平の雄姿がテレビで観られないのが寂しい。投手としては6勝目をあげたが、ホームランが37号でストップしているのが心配だ。週刊新潮で大谷と将棋の藤井聡太を取り上げている。2人とも野球と将棋が好きで好きでしょうがないところが共通している。ノンフィクション・ライターの中村計は大谷についてこういう。<ある時、本人に"練習熱心だね"と水を向けると、"小さい頃、バッティングセンターに行くのが楽しかったじゃないですか。それと同じ気持ちです"と答えたんです>

   プロ野球選手になっても、子どもの頃と同じ感覚を持って野球を続けられる。そのことがすごいのである。大谷がいた日本ハムの栗山英樹監督は、「もっともっとすごい選手になれると思って送り出してますからね」といっている。そう、まだ大谷はさらにすごい活躍を見せてくれるはずだ。

   谷川浩司九段は藤井のことを、「デビューしてから今に至るまでの藤井さんを見ると、将棋が好きでたまらない、将棋を究めたいという熱に溢れている」と評している。ただ、中原誠元名人は、藤井にはもっと人間的な広がりが必要だという。「将棋以外のところにも交流と見聞を広げる。それが大切なんです」。中原の場合、それが絵でありクラシックだった。

   大谷も藤井も、近い将来は自分のフィールド以外にも視野を広げてほしいとは思うが、今は野球、将棋で前人未到の大記録を打ち立ててほしいと思う。

「めざましテレビ」永尾亜子アナ イケメン一般男性と合い鍵生活!フライデーの直撃にしどろもどろ

   週刊新潮が、小泉進次郎の輝ける「コロンビア大学院政治学部」修士号取得という経歴は、父親の小泉純一郎との関係でコロンビア大学のジェラルド・カーティス教授が力を貸し、さまざまな"下駄"をはかせてもらったからだと報じている。

   たしかに関東学院大で普通の成績の者が、コロンビア大に入るのは大変だとは思う。進次郎もTOEFLのスコアが600点に達するまで、大学内の語学講座で懸命に勉強したそうだ。父親の威光プラス努力したのだから、目くじら立てることはないと思うのだが。

   フライデーから1本。フジテレビの『めざましテレビ』の永尾亜子アナ(27)が、小泉孝太郎似イケメンと「合い鍵生活」をしていると報じている。2人は最寄り駅で落ち合い、書店で大学受験の参考書を買い、夕食後に地下鉄で帰路に就き、彼がマンションの鍵を開け入っていったという。はや、同棲中のようだ。彼女は今年1月、番組で「彼氏います」と告白していたというが、結婚するのだろうか。

   フライデーが永尾を直撃すると、「いや、そういうわけでは......何というか、ごめんなさい」としどろもどろ。参考書を買っていたが、彼は学生さん? 「あの参考書、私のなんです。(中略)コロナで外出もできないんで、勉強を始めたんですよ。ニュースを読んだりする立場なので。彼は普通の......一般の方です」。女子アナって一般人じゃないんだ。お幸せに。

   尾野真千子(39)という女優がいる。不思議な雰囲気を持っている役者で、私は好きだ。その彼女が沖縄県に住む実業家A(49)と再婚した。2人の出会いは2010年と古いが、当時のAには妻がいたそうだ。尾野は妻帯者の芸人と付き合っているところをフライデーされたりと、"魔性の女"的なところがあるようだ。

   週刊文春によれば、Aが住んでいる沖縄で尾野と一緒に買い物をする姿も3年ほど前から見掛けられていたという。そして2年前にAが離婚し、結婚を発表したのだが、事務所側は「1年前から交際」と各社に説明しているそうだ。いいではないか、20歳前後の小娘ではあるまいし、尾野の魔性にさらに磨きがかかり、これからの彼女の演技が楽しみだ。

   やはり文春が、3度目の失踪をしている元中日ドラゴンズ二軍コーチの門倉健を、日本海に面した北陸地方のある海水浴場で発見したと報じている。海の家で働いていて、かき氷をつくっていたというのだ。文春の問いかけに、弁護士を通してくれというばかり。気の弱さなのか、生来のいい加減さなのか、振り回される奥さんや子どもたちが可哀想である。

秋篠宮眞子さんはニューヨークで新婚生活?NHKも報じた「小室圭は向こうで就職・滞在」

   NHK(7月30日)が「(小室圭が=筆者注)現地の法律事務所への就職の見通しも立ったということで、引き続きニューヨークに滞在するということです」と報じたことが話題だ。これからの生活基盤はアメリカに移し、日本へは帰ってこないようである。そうなれば結婚する秋篠宮眞子さんもアメリカ暮らしということになり、秋篠宮が以前会見で、「(結婚後も)娘ですので、近くにいてくれたらいいと思います」という願いは潰えてしまうことになる。

   その一方で、2人の結婚を延期させた張本人、小室佳代は、週刊新潮によれば、長年勤めていた洋菓子店と大きなトラブルになっているというのである。店の関係者によると、6月上旬、佳代が職場に診断書を持って来て、「休ませてください」という。聞いてみると、数日前の夕刻、終業時に更衣室で事務用の履物から自分の靴に履き替えようとしたところ、姿勢を崩してアキレス腱を痛めてしまったそうだ。

   しかし、6月いっぱい休んでも出勤して来ないので、社長が佳代に連絡すると、彼女は勝手に店の社労士と連絡を取り、労災の申請書類を送りつけてきたというのである。社長は署名をしなかった。まさにトラブルメーカーの本領発揮というところだが、なぜ彼女は、長年お世話になっている店の社長まで敵に回してしまうのだろう。

   私は、秋篠宮眞子さんと小室圭の結婚には、陰ながら応援している一人だが、結婚したら、小室圭は母親と縁を切ったらどうか。家庭の幸せは諸悪の根源といったのは太宰治だが、小室佳代は眞子さんと圭の新婚生活を破壊する根源になりかねないと思う。(文中一部敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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