2024年 5月 3日 (金)

オミクロン株、年末年始でどうなる? 「モーニングショー」が伝えた現状

   オミクロン株の「市中感染」が5都道府県(大阪、京都、東京、福岡、愛知)に広がった。東京都などに設置された無料PCR検査場には行列ができ、年末年始に帰省を計画していた人たちが迷っている現状を27日(2021年12月)の「モーニングショー」が伝えた。

   小池百合子・東京都知事は24日、「感染不安を感じる方に対して、無料で検査を受けられるようにいたします」。新宿区などの無料検査施設には多くの人が行列を作った。26日に渋谷区の施設に検査を受けに来た若い男性は、「すごくいいと思います。誰でも気軽に受けられるというか」。若い女性は「今はやっている間は、無料だとありがたいなと思います」。年末年始を迎えるなか、感染拡大を食い止めることができるのか?

  • 無料PCR検査場には行列が(写真はイメージ)
    無料PCR検査場には行列が(写真はイメージ)
  • 無料PCR検査場には行列が(写真はイメージ)

「氷山の一角」指摘も

   愛知県では26日初めて「市中感染」が確認された。いずれも海外渡航歴のない10代の娘がまず発熱、検査で陽性がわかった。濃厚接触者の母も検査で陽性がわかり、ゲノム解析で昨日、オミクロン株が判明した。2人とも軽症で入院中。母はワクチンを2回接種したが、娘は未接種だった。同居家族はPCR検査が陰性だったが、濃厚接触者のため宿泊施設に入って一昨日発熱したため、検査したところ新型コロナで陽性がわかり、現在ゲノム解析中。大阪では昨日、新たに8人がオミクロン株感染判明した。うち一人は、寝屋川市内の20代の小学校の男性教員で、22日に国内で初めてオミクロン株の市中感染がわかった30代の男性の同僚だった。この家族の未就学女児も24日にオミクロン感染が判明した。

   福岡県でも25日、20代の男性がオミクロン株と判明した。この男性はワクチン未接種で、渡航歴無し。22日に39.6度の発熱、せき、のどの痛みがあったため、検査したところわかった。この男性は、18~20日にかけて新幹線で、京都・大阪などを訪れている。

   国際医療福祉大の松本哲哉・主任教授は「(オミクロン感染が)わかった方たちにうつした方たちがおられるわけで、その方々は無症状か、あるいは軽症で、自分はオミクロンに感染しているとは思ってもいない方もいると思う。把握されているのは氷山の一角ではないか、と思います」

   コメンテーターの玉川徹「東京の事例だと、ゲノム解析でオミクロンだとわかるまでに2日かかっている。PCR検査だけでオミクロンに感染がわかるようにならないか」

   松本教授「PCR(でわかる)検査キッドはできている。そんなに時間かからないと思う」

(栄)

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中