中国「ゼロコロナ」策は「扉溶接」も 北京五輪直前に起きているコト

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   「実はあと28日なんですね、この前終わったのかなと思ったら、もうやってきます」ときょう7日(2022年1月)の「モーニングショー」で、MCの羽鳥慎一が切り出したのは北京五輪の話題だ。世界的に新型コロナのオミクロン株の感染が拡大するなか、中国の現状はどうなっているのかを伝えた。

   北京から約900キロ離れた人口約1300万人の西安市は、先(12)月23日からロックダウン状態だ。市内外の出入りは禁止され、飲食店や商業施設も閉鎖、感染者が出た地域の住民は隔離、などの厳しい措置がとられている。

  • 北京五輪の開幕が迫っている
    北京五輪の開幕が迫っている
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「関心が低い」指摘も

   といっても、西安の新規感染者数は先月の時点で49人、おととい5日でも63人にとどまっている。ちなみに中国本土全体では189人だそうだ。背景にはオリンピックを控えた中国が進める「ゼロコロナ政策」がある。「西安市から帰宅して自宅隔離期間中に外出を繰り返した男性に対し、村役場の役人がドアノブを針金で固定し、扉を溶接しちゃうという信じられないことも起きています」と羽鳥。大晦日に饅頭を買いに外出しただけで、防疫要員に殴られた人もいるという。

   生中継で出演したテレビ朝日の千々岩森生・中国総局長は「西安では急病患者も陰性証明がないと病院で受け付けてもらえない状態で、このため赤ちゃんが命を落とした妊婦もいます。一部の都市を犠牲にしてでも中国全土として(感染を)抑えるというのが中国の政策。西安のケースは象徴的な例です」と伝えた。

   玉川徹(テレビ朝日社員)「中国というところは、人権がないですからね」

   羽鳥「オリンピックということもあり、中国は水際対策も非常に厳しいようです。ただ、観客の受け入れ方針の公表はなく、チケットの販売も始まっていません」

   千々岩「そもそも中国は冬季五輪への関心が低い。初めて冬の五輪に参加したのは1980年、わずか40年前です。初の金メダルも20年前とあって、もともとウィンタースポーツは関心が高くありません。私も北京に住んでいますが、全く実感がわきません」

(キャンディ)

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