2024年 4月 24日 (水)

八重(新垣結衣)の弓引きシーンが印象的 矢にのせた思いは? 【鎌倉殿の13人】

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   平家打倒の挙兵を決断した源頼朝(大泉洋)。なかなか兵を集めるのに苦戦するもついに挙兵の8月17日を迎えた。初戦は伊豆国の目代・山木兼隆(木原勝利)を討つ計画となったが、この日は三島明神の祭礼の当日でもあり、頼朝は山木兼隆が館にいるのかどうか確かめることができずにいた。義時(小栗旬)は兼隆が伊東祐親(浅野和之)と親しいため、祐親の娘・八重(新垣結衣)から兼隆の様子を聞き出そうとした。

   ところが、八重は自分の家である伊東家が一番大事で、頼朝には協力しないという態度。でも八重の内心は、北条政子への嫉妬心、元夫である頼朝への未練、ゆらゆらと揺れているのが見え見えで、辛い立場だと多少の同情心で見ていた。

  • NHKの「鎌倉殿の13人」番組サイトより
    NHKの「鎌倉殿の13人」番組サイトより
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心は揺れるが...

   そんな八重に、義時は「佐殿が捕らえられても構わないのですか。殺されてもよろしいのですか」と凄んだ。グラグラと揺れる八重さんの心。

   そして、三嶋大社の祭礼の日。八重は、事実上の夫である江間次郎(芹澤興人)から、山木兼隆が落馬し足を痛めたため館にいると聞き出した。するととたんに八重の気持ちはぐーっと動く。「早く頼朝へ伝えなくては」と。

   焦る気持ちの一方で、冷静な表情の八重。館を抜けた八重は渾身の力で弓を引き、白い布が巻かれた矢が対岸の北条館にいる頼朝のもとへ放たれた。八重の矢は元夫への未練だけではなかったと思う。義時の「坂東は平家に与する奴らの思うがまま。飢饉が来れば、多くの民が死にます。だから、我らは立つのです!」と言った真剣な態度に打たれ、平家の世のままにしておくわけにはいかないと判断したのではないか。

   それしてもあの大きな弓をひく八重の姿は力強く体育会系のようだった。対岸の北条家までどれほどの力を込めたのだろうか。「矢を射るガッキー美しかった」「八重さんが矢文を放つシーン、カッコよかった」などネットでも沸いていたようだ。

   挙兵を躊躇していた頼朝を決意させ、源平合戦の火蓋を切ったのは八重の白い布の矢だった。いよいよ6年も続くという長期戦がはじまる。北条家の行方に期待だ。

(Y・U)

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