2022年 6月 30日 (木)

第94回アカデミー賞で注目したのはNetflix映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」

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   第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)に行われました。今年もさまざまな優れた映画がノミネートされましたが、私が注目したのは、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞など最多11部門12ノミネートを果たしたNetflix映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」です。

   監督はジェーン・カンピオンで、ニュージーランド出身、数々の映画賞を獲得している67歳の女性監督です。この作品で、アカデミー監督賞を受賞しました。1920年代半ばの米国モンタナ州を舞台に、聡明だが粗野で威圧的な牧場主フィル・バーバンク(ベネディクト・カンバーバッチ)と彼を取り巻く人々との緊迫した人間関係を描いた深く心に響くヒューマンドラマです。(※この原稿は、ネタバレを含んでいます)

  • Netflix映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」はNetflixで配信中。一部の映画館でも公開している。
    Netflix映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」はNetflixで配信中。一部の映画館でも公開している。
  • Netflix映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」はNetflixで配信中。一部の映画館でも公開している。

監督・脚本、主演・助演の名優の演技に魅了される

   牧場経営で成功を収めたフィル・バーバンク(ベネディクト・カンバーバッチ)は、弟のジョージ・バーバンク(ジェシー・プレモンス)と一緒に牛追いの道中、宿屋のオーナーで、未亡人のローズ・ゴードン(キルステン・ダンスト)と出会います。フィルはローズに惹かれるのですが、心優しいジョージがローズと心を通わせるようになり、結婚。ローズは、兄弟の牧場に移住し、ローズの息子ピーター(コディ・スミット=マクフィー)はジョージの金で、医大に通うことになります。しかし、二人の結婚に納得できない兄のフィルは、粗暴な振る舞いと嘲笑するような態度をとり続けるのです。

   そんなフィルがピーターをからかっているうちに、彼の魅力に気がついてきます。フィルの心の変化と人との関係の変化が、この映画のテーマなのです。

   フィルとピーターには生活環境や諸条件の違いを乗り越えた、一徹さが共にあると感じました。優しい弟にはない、一徹さをピーターが持っていることに、気がつき、フィルとピーターの関係がどう変わっていくのかが見どころです。

   監督・脚本も素晴らしいのですが、俳優陣も主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞にノミネートされた名演技で魅了されます。

渡辺弘(わたなべ ひろし)
渡辺 弘(わたなべ ひろし)
1952年生まれ。東京大経済学部卒業。1976年に日本テレビに入社し、制作局CP、ドラマ制作部長として番組づくりの現場で活躍。編成局長、制作局長、取締役報道局長、常務・専務を歴任した。「マジカル頭脳パワー!!」「THE夜もヒッパレ」「「スーパーJOCKEY」「24時間テレビ」などヒット番組をプロデュースした。 現在は「情報経営イノベーション専門職大学」客員教授。映像会社「2501」顧問。
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