2022年 5月 29日 (日)

キーウ近郊「民間人410人」の遺体 ロシアの「軍律の緩み」と「恐怖」との関係(モーニングショー)

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   「ウクライナ政府が、ロシア軍が占拠していた首都キーウ近郊のブチャなどで、民間人と見られる410人の遺体がみつかったと発表しました。ゼレンスキー大統領は日本時間のきのう夜に現地を視察し、『ロシアによる大量虐殺だ』と非難しています」と司会の羽鳥慎一が切り出した。5日(2022年4月)の「モーニングショー」は、破壊され、いたる所に遺体が放置されたブチャ市内の凄惨な映像から始まった。

   世界各国からは怒りの声が上がっている。フォンデアライエン欧州委員長は「戦争犯罪などの捜査と証拠収集のため、ウクライナと合同捜査チームを立ち上げた」と現地に捜査チームを派遣する方針を示した。

  • 番組サイトより
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玉川徹「まずは戦争自体を止めないと」

   一方、ロシア国防省は「ロシア軍が町を占領している間に住民が暴力行為の犠牲になった事実はない。ウクライナが西側メディアのために演出したもの」と反論している。

   「モーニングショー」に生出演した防衛省防衛研究所の高橋杉雄氏は「ロシア軍はシリアでも同じような形で民間人の虐殺を行っています。ウクライナが自作自演で自国民を殺すことの利益は全くないですから、この主張の真偽はほぼ明らかだと思います」と指摘。さらにこう推測した。

「このように軍律が非常に緩んでいるような虐殺事件が起こっているのは、おそらく統制が取れていないからではなく、組織的に恐怖を持って占領地を支配していて、それが最後の最後で特に激しい形で現れたものだと推測されます。略奪なども行われていますが、ロシア軍の兵士の給料はドル換算で500ドルくらい。秋からずっと演習や戦闘で戦場にいたことを考えると、最後に略奪をして、殺害をしてまで奪ってから(キーウから)引き揚げて行ったと。やはりここでも起こってしまったということです」(高橋氏)

   ロシアの行為は、戦争犯罪として裁けるのか?ロシアは国際刑事裁判所(ICC)未加盟のため、プーチン氏らがロシア国内にとどまる限り、逮捕や起訴は現実的ではないと見られている。しかし高橋氏は「裁判所で裁くことは難しいが、ここで起こったことをきちんと事実として記録に残すことが非常に重要」と話す。

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「軍隊の規律の問題や兵士が正常じゃない状態になったりすることを含めて、こういういうことが起きる土壌が戦争にはある。まずは戦争自体を止めないと。許せないことがこれからもまだ続いていく可能性がある」

   高橋氏「こうしたことが起こらない形で戦争を終わらせる方法は、もうロシアが撤退するしかない。それが外交的あるいは経済制裁の結果としてもたらされるか、ウクライナ軍が軍事的勝利の結果として実現するのか。経済制裁で撤退させるのは難しいですから、もはやウクライナがロシア軍を国境の中から撃退するしかない。そういう状況に今なってしまったということです」

(ピノコ)

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