話題の映画「PLAN75」早川監督 カンヌ上映後に「居心地悪かった」理由 (めざましテレビ)

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   第75回カンヌ国際映画祭で、新人監督賞・カメラドールの特別表彰を受けた「PLAN75」(早川千絵監督)の凱旋プレミア試写会が30日(2022年5月)、都内で行われ、主演の倍賞千恵子さん、磯村勇斗さん、早川監督が出席した。31日の「めざましテレビ」(フジテレビ系)が伝えた。

   この作品は、近未来の日本を舞台に、75歳以上は自ら生死を選択できるという制度「PLAN75」に翻弄される人々を描いた衝撃作。

  • 「PLAN75」の早川千絵監督(写真:ロイター/アフロ)
    「PLAN75」の早川千絵監督(写真:ロイター/アフロ)
  • 「PLAN75」の早川千絵監督(写真:ロイター/アフロ)

軽部真一「まさに凱旋ですが...」

   カンヌでの反応について早川監督は、「日本のお話ですが、国籍関係なく皆さんに伝わるものがあったなと思っていて、『観た後に母親に電話してしまった』、『おじいさんに電話してしまった』とか泣きながら言ってきてくださる方がいて。本当に届いて良かった」と語った。

   この嬉しい知らせを日本で聞いたという倍賞さんは、「お若いから、千絵ちゃん...、千絵ちゃんじゃない、監督が、これからきっとどんどんいい映画を作っていってくださるんじゃないかという思いが浮かんできました。とっても嬉しかった」とコメント。

   「めざましテレビ」は、カンヌでの上映に立ち会った早川監督と磯村さんにその感想を聞いた。磯村さんが「映画が上映されて拍手をいただくという経験がなかったので、どうしたらいいのか分からなかった」と言うと、早川監督は「そうなんですよね」と同調。「ちょっと申し訳ないなと。皆さん残ってくださっていたのですが、『早く終わらないかな』と。実は、居心地がすごく悪かったですね」と意外な言葉を口にした。

   監督の言葉を聞いてうなづきながら笑っていた磯村さんだが、最後に「でもそれぐらい『PLAN75』という映画が観てくださった人たちにしっかり届いたのではないかなということで、嬉しさで胸がいっぱいでした」と語った。

   軽部真一キャスター「まさに凱旋ですが、倍賞千恵子さんがこの作品のイベントに登場するのは昨日が初めてなんですよね」

   井上清華アナ「そして倍賞さん、早川監督のことを『千絵ちゃん』って呼んでいらっしゃるんですね」

   軽部キャスター「早川千絵監督と倍賞千恵子さん、2人とも『ちえちゃん』てことになりますね。カンヌでは倍賞さんの繊細な演技に称賛が集まった。監督も『主演が倍賞さんじゃなかったら、どうなっていたんだろう』と感謝を述べていました」

(ピノコ)

姉妹サイト