そうそう、こういう「アメトーーク！」が見たかった 「ジーンズ大好き芸人」回の俊逸

   久々に白熱の「アメトーーク！」（テレビ朝日系）。そうそう、こういう「アメトーーク！」が見たかったと、こちらも熱くなった。

   この日（8月18日、2022年）のテーマは「ジーンズ大好き芸人」。ジーンズといえば、芸能界屈指のジーンズマニアに草なぎ剛がいる。自身のYouTubeチャンネル「ユーチューバー　草彅チャンネル」でもその熱いジーンズ愛をことあるごとに語る草なぎ。ジーンズ愛は誰よりも深い。この番組がエラいのは、その草なぎをちゃんとキャスティングしているところ。冒頭で、映画「SABAKAN」の告知をしていたが、映画の宣伝でもなんでもいいので、地上波にもどんどん進出して欲しいものだ。

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  テレビ朝日の「アメトーーク！」番組サイトより

熱い語りそのものが芸に

   草なぎのほかにも、ケンドーコバヤシ、みなみかわ、野性爆弾くっきー！、ニブンノゴ・大川、四千頭身・都築と、ジーンズ大好き芸人が大集合。彼らのこだわり、熱い語りそのものが芸になっていて、その豊富な知識にも感心するのみ。ジーンズのことなどほとんど知らなかったが、その奥深さに、気が付けば前のめりで見ていた。

   ニブンノゴ大川が、現在1000万円のプレミアがついた「Levi's S506XX 大戦モデル」を見せて、「これを売るなら草なぎさんに、と決めています」と言ったときの、草なぎの食いつきっぷり。「本当ですか～」と何度も確認していたが、「（買うなら）それ相当の価格で」とも言っていたが、結局、買ったのか買わなかったのかはわからず。

   大川は当時150万円で購入したというが、その高騰ぶりに驚く。結局、草なぎは買ったのか、気になる。草なぎを筆頭に、ジーンズ大好き芸人たちの饒舌と笑顔、価値を知る者同士のシンパシー......。今回の「アメトーーク！」を見て、「推し」のある人生はいかに幸せで充実しているか、がよくわかった。それはジーンズに限らず、アニメでもジャニーズでもお笑い芸人でもなんでもいいわけで。

   そういえば、この日は、MCの蛍原徹が、新型コロナの濃厚接触者となり、緊急で、狩野英孝が代役を務めていたのだが、まったく問題なかった。「アメトーーク！」からとうとう「アメ」（雨上がり決死隊）2人がいなくなっても安定の「アメトーーク！」。むしろ、神回かも、というくらい面白かったという事実。ホトちゃん、頑張れ！

（大熊猫）