2024年 5月 21日 (火)

北朝鮮ミサイルと Jアラート訂正問題 加藤浩次「まだまだ改善点がありそう」

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   北朝鮮のミサイルをめぐるJアラート(全国瞬時警報システム)の混乱について、きょう4日(2022年11月)の「スッキリ」は専門家の解説を交えて詳しく伝えた。

  • 北朝鮮が相次いでミサイルを発射している
    北朝鮮が相次いでミサイルを発射している
  • 北朝鮮が相次いでミサイルを発射している

「日本上空通過の可能性があればその時点で発令する」

   北朝鮮は3日午前7時40分ごろ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられる長距離弾道ミサイルを発射した。これを受け、日本政府は7時50分に宮城、山形、新潟の3県を対象にJアラートを出して避難を呼びかけ、「7時48分ごろ、太平洋へ通過したとみられる」と8時ごろに発表した。しかしその後、ミサイルは日本上空を通過していなかったことが明らかになった。

   Jアラートの訂正について松野博一・官房長官は記者会見で「そもそもJアラートは国民にミサイルの落下物などの危険性を速やかに知らせるために発令するもの。ミサイルが発射された軌道上、計算において日本上空通過の可能性があればその時点で発令する」と説明し、問題はなかったとの認識を示した。

   番組は、「防衛省からレーダー探知の情報がもっと早く共有されれば、Jアラートを早く出せる」という内閣官房担当者の話や、「オオカミ少年のようになるし、見えてしまう」とJアラートの混乱を懸念する政府関係者の声も伝えた。

   Jアラートが出されるタイミングについて、笹川平和財団の小原凡司・上席研究員は「発射されてすぐにJアラートを鳴らすことはできると思うが、その時点ではかなり広い範囲を対象としなければなりません。日本の経済に与えるダメージを考えれば、なるべく落下地点を予想してから発表するということだと思います」と解説。

   さらに、「洋上にいる日本のイージス艦のレーダーでは、発射直後のミサイルはとらえられない。上がってきた途中でしかわからないので、アメリカや韓国の情報を参考にせざるを得ない。その情報が瞬時に入ってきているのか、検証が必要です」と指摘した。

   MCの加藤浩次「破片などが落ちてくる可能性を考えれば、Jアラートを発動しないよりはした方がいいと思いますが、まだまだ改善点がありそうですね」

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「そんなに正確には予測できないとなると、韓国と緊密に情報を共有しなければいけません。Jアラートは政治判断も働くので、なるべく早く出したい内閣官房と防衛省との連携の難しさもありますね」

(キャンディ)

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