池袋西武低層階へのヨドバシ出店に区長も反対 カズレーザーが抱いた疑問

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   東京・池袋への家電量販店「ヨドバシカメラ」の進出に、地元商店会ばかりでなく、豊島区長も低層階への出店に断固反対を表明。いったい何が起こっているのか。けさ16日(2022年12月)の「めざまし8」で情報キャスターの田中良幸リポーターが報告した。

  • 西武池袋本店(そごう・西武サイトより)
    西武池袋本店(そごう・西武サイトより)
  • 西武池袋本店(そごう・西武サイトより)

「文化と品格のある池袋なんだと...」

   セブン&アイ・ホールディングスは子会社の「そごう・西武」を投資会社に売却、投資会社は200億円かけて西武池袋本店をリニューアルして、その1階から4階にヨドバシが入る可能性が指摘されているのだ。

   これに対して、おととい会見した池袋東口美観商店会の服部洋司会長は、「本音を申し上げますと、家電量販店はもういらない。カンベンしてくれよということです。ヨドバシホールディングさまにおかれましては、ぜひぜひ池袋の進出を方向転換していただきたい」と憤懣やるかたなしといった表情だった。池袋には、すでにビックカメラ、ヤマダ電機が店舗ビルを構えていて、ここにヨドバシが進出してきたら、派手な広告塔がキンキンキラキラの家電量販店の街になって、イメージダウンするというわけだ。

   豊島区の高野之夫区長も「文化と品格のある池袋なんだといわれるような街にしてまいりたい。今回、ヨドバシさんはこういう形で、私に言わせれば、仕掛けてきた。現在、(池袋西武の1階には)ルイ・ヴィトン、イヴ・サンローランが入っているわけです。ヨドバシさんが低層部に入るということは絶対に絶対に反対させていただきたい」として、西武ホールディングスに西武池袋本店の存続を求める嘆願書を提出した。

   「品格がない」といわれてしまった格好のヨドバシだが、「めざまし8」の取材に「コメントは差し控える」とした。ただ、投資会社も池袋西武にヨドバシが入るかどうかは未定としている。

   ブランド総合研究所の田中章雄さんは「ブランド店がなくなると、西武沿線の富裕層が池袋を素通りして、新宿や銀座に行ってしまうだろう」とみる。金曜スペシャルキャスターのカズレーザーは「富裕層離れが懸念されているけど、富裕層が来なくなったから西武は撤退する(売却される)んでょ。今さら何でこんなことを言ってんのという感じですね」と突き放した。

(カズキ)

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