玉川徹 ウクライナ侵攻を「何としても一回、止める」「世界中の努力と知恵で」

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   ロシアが一方的に併合したクリミアの石油施設に火柱があがった。ロシアの民間軍事会社ワグネルは「弾薬供給なければ戦場を離れる」。ゼレンスキー大統領が大規模反撃の構えを見せ「戦争は何十年も続く可能性」と言及するなか、1日(2023年5月)の「モーニングショー」では、玉川徹が、「何としても止める。世界中の努力と知恵で」と呼びかけた。

   クリミア・セバストポリの石油施設の一昨日(4月29日)の大規模火災について、ウクライナ軍の報道官は「大規模な反撃への布石だ」。この火災で、周辺の空は一面、黒い煙で覆われた。地元の市長は「早朝、攻撃があった。ドローン2機が燃料タンクに突っ込んだ」。ウクライナ軍関係者はロイター通信に対し、「これはロシアの攻撃に対する『神の罰』だ」。

  • ウクライナでの戦闘が続いている
    ウクライナでの戦闘が続いている
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ゼレンスキー大統領は「何十年も続く可能性」に言及

   その前日の28日、ウクライナ各地にロシアのミサイル攻撃が相次いだ。このうち、ウマニの集合住宅には、巡航ミサイル2発が着弾。子供4人を含む23人が死亡した。

   これに対し、ゼレンスキー大統領は、「命令した者だけではなく、全員がテロリストであり殺人者であり、全員を罰する必要がある」。ロシアを強く非難した。同大統領はこれに先立つ27日、クリミア半島への「領土奪還計画」を明らかにした。「戦争は何十年も続く可能性がある。奪還成功のためには、さらなる欧米の武器支援が必要」「第3次世界大戦のリスクを高めるより、いま、ウクライナを支援する方が安上がりだ」。

   一方、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏は、「ウクライナ軍の大規模な反撃は、遅くとも今月15日までには開始され。ロシアに壊滅的な結果をもたらす」。また、「ロシア軍からワグネルへの弾薬供給が滞っている。解決しなければ、バフムトから離脱する」と警告した。こうした情勢について、防衛省防衛研究所の高橋杉雄氏は「去年も反転攻勢の前にクリミアで破壊工作をやっている。ただ、ウクライナがクリミアを奪還してもプーチン大統領はあきらめない」「戦争の早期終結は難しい」。

   コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日)は、「反転攻勢だ。やれやれ、という気には、ぼくはまったくなれない。ウクライナの大統領が何十年も続く、という。戦地のウクライナ国民は地獄ですよ。それを何十年と、大統領が言うのは、複雑な気持ちだ」「正義はウクライナにあると思う。自由のために戦うというのも美しいと思う。しかし、犠牲になっているのは国民ですよね」「きょうの朝日新聞にも載っているが、ワグネルには、受刑者を自由にする代わりに戦うという契約で行っている。(ロシアに)捨て駒のような使われ方をしている。(その結果)自動的に徴兵が始まるようになる。ロシアの国民も不幸以外の何ものでもない」「だから、とりあえず止める。この戦争を何とかまず、止める。領土の問題が絡むが。ここはまず、何としても一回、止めるということを、世界中の努力と知恵でやらなければいけない」「インドとか中国が、何とか止める労をとらなければ」

(栄)

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