休憩室で「恐怖の瞬間」 再雇用60代「元上司」の犯行とは(めざまし8)

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   冒頭の「この映像が!ニュース」のコーナーで、西岡孝洋アナが「郵便局内の一室で撮影された『恐怖の瞬間』です」と切り出し、その映像を紹介。3日(2023年5月)のめざまし8。

   映像は今年2月、郵便局の休憩室で、男が辺りに人がいないことを確認した後、ポケットから白い容器を取り出し、置いてあった水筒にその容器に入った液体を注ぎ入れている。この男が注ぎ入れたのは塩素系漂白剤。水筒はこの男の同僚のものだった。水筒の蓋を閉めた男は、かき混ぜるように水筒を振り、もう一度ふたを開け中の匂いを嗅いで確認していた。

  • 番組サイトより
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谷原章介「職場というものが...」

   映像を確認した同僚の男性は、すぐに110番通報。警官が3人で来て動画を見ると、鑑識を呼ぶ必要があるという判断に。この動画が証拠となり、漂白剤を混入した男は器物損壊の現行犯で逮捕された。

   被害にあった男性が休憩室にカメラを設置した理由は、去年の12月に水筒の水が漂白剤臭いことがあったため。その前後にも下痢や嘔吐に襲われたことがあったため、自分の身を守るために設置したという。

   漂白剤を混入し逮捕された男は、被害にあった男性と隣り合って窓口業務をしたこともある60代の元上司。犯行当時は嘱託社員として再雇用された立場だった。

   最近行われた初公判で60代の元上司は犯行を認めたうえで、「態度が気に入らなかった。私が再雇用になってから態度が変わった。隣で働くことが嫌になり、漂白剤の混入を思いついた。入れたらお腹が痛くなるのではと思った。これまで2回入れた」と供述した。

   被害にあった男性は「これまでの上司と部下の関係は実質的に継続していた。私が命令することはまったくないし、(元上司の男に)言われたことには従うような形だった」と話す。

   保釈中の元上司の男を直撃すると「大変申し訳ないことをした」と謝罪した。この男性は逮捕後、懲戒解雇されている。判決は5月11日に言い渡される。

   フジテレビ解説委員の風間晋は「これ、事件は事件なのですが、嘱託社員ということは定年退職されているわけですよね。僕が思うのは、再雇用の際には、もっと気楽に働きましょうよってことです。人生80年だとしたら退職してから20年もある。気を張り詰めてもしょうがないと思う」と話した。

   司会の谷原章介は「元上司の男性にとっては職場というものが犯行の原因に至ったアイデンティティみたいなものだったのかもしれませんね」とコメントした。

(バルバス)

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