ブランド品着て強制送還の容疑者ら 羽鳥慎一「(被害者は)どういう思いを」

   「容疑者らはブランド品に身を包んでいました」ときょう25日(2023年5月)の「モーニングショー」で、MCの羽鳥慎一が切り出したのは、フィリピンを拠点とした特殊詐欺グループのメンバーが日本に強制送還されたニュースだ。

   24日に強制送還されたのは、リーダー格の男(32)をはじめ、24歳の男、28歳の女、25歳の女の計4人だ。ことし2月に日本に移送された渡辺優樹容疑者のグループのメンバーで、高齢者などに嘘の電話をかける「かけ子」をしていたとみられる。

  • 捜査が続いている(写真はイメージ)
    捜査が続いている(写真はイメージ)
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フィリピンの入管施設から

   いずれもフィリピンの入管施設に収容されていたが、2019年に高齢女性からキャッシュカードを盗んだなどの疑いで、移送中の機内で逮捕された。

   番組が注目したのは、移送された4人の服装や持ち物。ファッションチェックのように、査定価格と合わせて報じた。

   32歳の男が着ていたのは、米高級ファッションブランドの「カルバンクライン」のTシャツ(8000円前後)と短パン(1万円前後)、24歳の男は米高級ジュエリーブランド「クロムハーツ」の帽子(6万円前後)をかぶり、28歳の女はイタリアのブランド「ディーゼル」のバッグ(3万円前後)を持っていた。

   ミスコン出場経験もあるという25歳の女は妊娠しているとみられ、手錠をかけられていなかった。マスクを外した顔には化粧もしていた。

   羽鳥「ブランド品を身に着けての移送ということで、被害にあった方はどういう思いをされたでしょうか」

   結城東輝(弁護士)「会社のような規模で60億円の被害総額を出すような事件を行っている。罪悪感なしに仕事をしているかのように犯罪ができる仕組みやノウハウができていたのではないでしょうか」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「かつての海外の詐欺事件では、閉じ込められて無理やり(かけ子を)やらされていたが、これは違う感じがしますね。ある程度の自由があり、お金もそれなりにもらい、買いたいものも買える。自由意志に基づいて犯罪をやっている気がします」

(キャンディ)

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