2024年 4月 26日 (金)

クーデタ勃発 日航はもうだめか

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   日本航空グループの役員や幹部が、新町敏行社長ら3人の経営トップに対し、業績悪化などを理由に退陣を求めていた。経営陣は内紛状態、社員は社員で、労組の対立でバラバラ。それに、相次ぐ運行トラブル。JALはもうだめなのか。

人事抗争によるお客離れが心配される
人事抗争によるお客離れが心配される

   日航は、相次ぐ運航トラブルで顧客離れが進んでいるほか、原油高による燃料費高騰も手伝って2006年3月期決算は大幅赤字に転落する見通しだ。今回の騒動でさらに業績は悪化する恐れがある。新町社長は安全上の問題や大幅赤字を招いた責任は退陣を求めた役員にもあると指摘し、要求を退けた。
   2月15日付けの新聞各紙はこの問題を大々的に取り上げた。掲示板など、ネットの世界では「退陣は当然だ。ただ、日航の体質そのものにも問題がある」という厳しい見方が圧倒的だ。

●今の人が辞めてくれさえすれば良い。
●外国航空会社には、素晴らしい経営者がいます。日産のように外人CEOを雇った方が良いのでは。株主の皆さんどうでしょう。
●社内混乱を招いた責任もある。早く辞任して経営を引き締める事が大事。社長は不祥事対策に、コスト対策に無能だ。謝罪だけの繰返しでは経営は良くならない。
●JAL機、計器異常で引き返し。またですか。JALはもう乗れないですね。会社の体質に問題ありそうですね
●体質に問題ありそう?今ごろ何を言っているんですか、大有りですよ、明白ではありませんか

   日航お得意の騒動の前触れはあった。日本航空の大株主である糸山英太郎・元衆院議員が2月6日に自分のホームページで、新町社長の早期退陣を求めたのだ。
   日航は2006年3月期の連結決算で、純損益が470億円の大赤字を見込んでいる。糸山氏は、ホームページ上で「(経営陣の)見通しの甘さ」を指摘、「JALの再建は新町社長のもとではできない」としていた。
   そして、社内外で「新町社長の取り巻きが悪く、風通しが悪くなっている」といった話がささやかれ、お決まりの社内人事抗争につながっていく。
   過去、日航はカネボウ出身の会長を巡り、人事大抗争を展開するなど「騒動」では数々の歴史を持つ。

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