テレビ局出資規制 朝日、日経が「抵抗勢力」総務省のデジタル化の進展と放送政策に関する調査研究会が、民間の放送局が持ち株会社を設立して複数の放送局を傘下に置くことを認める報告書をまとめた。地方局の経営を支援するのがねらいだが、新たに盛り込まれた株の出資規制によって、保有株を手放す対応が求められるテレビ朝日とテレビ東京の最大株主である朝日新聞と日経新聞は猛反発している。 同放送政策研究会は地上デジタル放送が完全デジタルに移行する2011年7月が迫るなか、1つの企業が複数の放送局の大株主になって経営を支配することを禁じた「マスメディアの集中排除原則」の緩和を検討してきた。財務基盤が弱い地方局がデジタル化の投資負担に耐えられるようにするのがねらいだ。 ネット大手の楽天も反対![]() 日経新聞、出資規制に猛反発
最終報告は持ち株会社を解禁して(1)傘下にキー局と系列地方局が子会社として連なる(2)ラジオや衛星放送などのメディアも子会社になる(3)複数の地方局同士が傘下に入る-という3つのケースを例示。総務省は来年の通常国会に放送法改正案を提出、07年度中に実施する。 放送法改正作業は難航しそう テレ朝は96年6月、ソフトバンクの孫正義社長と豪メディア王、マードック氏に発行済み株式の21%を買い占められた。このときも主要株主だった朝日は猛反発したが、半年後、購入時と同価格(417億円)で買い戻した。これもあって「既存株主が現状の株式保有状況を維持できるように弾力的で使いやすい制度にすべきだ」と反対表明した。
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