企業が自社株を信託しておいて、退職する従業員にその株を退職金とは別に支給する「ストック・リタイアメント・トラスト」(日本版ESOP制度)のサービスを三菱UFJ信託銀行が近く始める。この制度は、従業員の資産形成を目的とする従業員持ち株会と異なり、現職中に従業員のインセンティブを高めることを重視している。また、ストックオプションのように制度の対象者が限定されることなく、将来の個人株主の拡大も狙える。企業は自社株式の有効活用や従業員重視の経営姿勢を打ち出せる。欧米では定着しているが、日本では信託方式として同銀行が初だ。同銀行は、「導入するには企業側が株主総会に図る必要があるので、企業のニーズを見極めながら勧めていきたい」と話している。
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