円高にびくともしない「輸出」企業 工作機械世界一のファナック

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   米国の低所得者層向け(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き問題に端を発した世界的な信用収縮で、株価は下落、為替相場も円安基調が半転して急激な円高になった。円高の進展が業績悪化の懸念材料になる輸出関連企業は、想定為替レートを115円前後にみていたが、2007年8月21日にはそれを突破し、111円まで急騰した。同23日には116円程度に戻したこともあり、「大きなダメージにはなっていない」というが、海外依存度を高める日本企業にとって為替変動の影響は小さくない。これまで株価を引っ張ってきた、いわば牽引役だった輸出関連企業の業績にも黄信号が点滅しはじめた。ところが、円高に強い輸出企業があると個人投資家のブログで話題になっている。工作機械用CNC(コンピュータ数値制御)装置の製造で世界一、多関節ロボットのシェアで国内首位のファナックだ。

「取引はすべて円建てです」

ファナックでは「円高の影響はない」と話している
ファナックでは「円高の影響はない」と話している

   山梨県忍野村に本社を置くファナックの主力製品は、工作機械用装置や産業ロボット。なかでも、CNC(コンピュータ数値制御)装置はシェア世界一。日本国内のGコード(工作機械用の制御コード)のデファクトスタンダードを抑えたことが強みになっている。同社はもともと富士通の子会社(富士通ファナック)として1972年にスタート1982年に現在の社名になった。

   同社は、無借金経営のうえ、すべての海外取引を円建てで行っているという。今回の急激な円高の影響について同社は、「影響はありません」(広報部)と、さらりと言う。

   海外取引はすべて円建て取引なので、円安になったときには、そのメリットを享受できないことはある。しかし、円高のときは他の輸出企業が四苦八苦していてもビクともしない。

   YAHOO!ファイナンスの「ファナック」の掲示板には、こんなカキコミがある。

「ファナック、下げてますね」
「この会社、すべて円建て取引で為替は関係ないんだけどね。輸出関連銘柄と連想されてしまうのがつらいですね」
「決算短信には、対ドル115円、対ユーロ150円が前提になっているようですが・・・教えて」
「欧米以外は円建て?」
「大口さん、売りまくりですな」
「業績には何の問題もなさそうなのに」

といった具合だ。

円高とは別の事情で株価下落

   一連の株式市場の大幅な下落には、その煽りを受けてファナック株も下落したが、そこには外国人株主の割合が多いという、円高とは別の事情があった。今回のサブプライム住宅ローン問題で大きな傷を負ったのは欧米の金融機関や投資ファンドで、本国での損失を埋めるため一時的に日本のマーケットから資金を引き上げたとみられている。それが株価の下落につながったし、ファナックも外国人株主が多い分、例外ではなかったというわけだ。これについてファナックは、「市場動向にかかわらず、引き続き本業の発展に努力していきます」とコメントしている。

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