「ここぞ」という場面でCM 「不愉快」86%「繰り返し」もウンザリ

2007/11/ 7 20:18

   「続いてのニュースは~です」「そこで見たものとは!?」というナレーションとともにテレビ番組の「ここぞ」という場面で流されるCMについて、約86%の視聴者が「不愉快」と感じていることが、榊博文慶大教授らの調査で明らかになった。さらに、CM明けに放送される同じシーンの繰り返しについても「好感が持てない」「しつこい」と答えている人が多く、CMでビジネスをしているテレビ局側からすれば現状のCM放送の「問題」を突きつけられたことになる。

「山場CM」だと、商品を「買いたくない」人が増える

   榊博文教授の論文「番組内CM提示のタイミングが視聴者の態度に及ぼす影響」は、慶大の学生727人を対象に、2002年8月~10月にかけてCMの提示の実態について行った調査に基づいたもの。テレビ番組の「ここぞ」という山場にさしかかると放送されるCMを「山場CM」と呼び、話が一段落して落ち着いたところで放送されるCMを「一段落CM」と呼んで分類している。

   調査によれば、「山場CM」について「不愉快」とした人が「ややそう」「少しそう」「かなりそう」「非常にそう」を合わせて約86%に上り、「好感が持てない」という人も81%に上った。一方、「一段落CM」については、「不愉快」「好感が持てない」とした人がともに8%だった。「ここぞ」という場面での「山場CM」については、「一段落CM」の10倍近い人が「不愉快」「好感が持てない」と感じている実態が明らかになった。

   さらに、この調査では「山場CM」のCM効果についても「CM商品の購買意欲が低い」という結果が出た。「山場CM」の場合、商品を「買いたい」という人は2.9%で、「買いたくない」とした人は34%。「買いたくない」人の割合は、「一段落CM」の場合に比べて6.6倍だった。
   さらに、CM明けに、CM前のシーンを再び繰り返して放送することについては、「好感が持てない」が76%、「しつこい」とした人が86%に上った。テレビ局側として視聴者誘導や親切心で流す「繰り返し」シーンが、視聴者をウンザリさせている実態も浮き彫りになっている。

(続く)

広告の文化論―その知的関心への誘い
広告の文化論―その知的関心への誘い真鍋 一史

日経広告研究所 2006-12
売り上げランキング : 67072

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ネットはテレビをどう呑みこむのか? (アスキー新書 16) 新しい広告 社会的責任のマーケティング―「事業の成功」と「CSR」を両立する 次世代広告コミュニケーション 次世代広告テクノロジー
がんばろう日本
がんばろう日本
がんばろう日本 詳しくはこちら

今旬ワード

スポンサードリンク

他の言語

J-CAST会員サービス

注目情報

えっ?チンパンジーってヒト科なの?

「ニホンザル」と「日本人」より、「チンパンジー」と「一般人」の方がず~っと近い存在なのです。

ブログ'

バレンタインに変種チョコ

ただのチョコレートではちょっと惜しい?おもしろ変わり種のチョコ食品を集めました!

ブログ'

花粉症対策の新兵器!

シュッとひと吹きするだけ。マスクや眠気から解放されます。送料無料でお届けです!

ブログ'

おすすめワード

【スポンサードリンク】

関連サイト

東京バーゲンマニア

セール、クーポンから新商品情報まで、その日に使える掘り出しもの情報満載!

東京バーゲンマニア
このページのトップへ