2024年 4月 25日 (木)

前代未聞のドタバタ劇 「ぶって姫」新党参加一日で撤回

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   民主党に離党届けを2008年8月28日に出した「ぶって姫」こと姫井由美子参院議員(49)が、翌日の08年8月29日夕、突然、離党を撤回した。「有権者を裏切ることになる」というのが理由だそうだが、あまりのドタバタ劇に有権者もしらけ気味だ。不倫騒動などのスキャンダル続きで、党内の居場所が無くなっていたとされる姫井議員、今後もいばらの道が続きそうだ。

姫井議員を除く4人は自民党に縁があった

   民主党に08年8月28日、離党届けを出したのは姫井議員のほかに比例代表選出の渡辺秀央元郵政相(74)と大江康弘参院議員(54)だった。無所属の荒井広幸参院議員(50)、松下新平参議院議員(42)の5人で新党「改革クラブ」を旗揚げするためだ。

   「小沢チルドレン」の代表格だった姫井議員の離党は驚きで、翌日のマスコミ報道はこぞってこの話題を取り上げた。08年8月29日放送のTBS系情報番組「朝ズバ!」に出演した元宮城県知事の浅野史郎慶応大学教授は、離党届けを出した3人はもっと早く離党するはずで、たまたまこの時期になった、と明かしたうえで、

「そもそも今までよく我慢して3人は(民主党に)いたな、という人ではあった。(民主党は)3人(党から)出せと言われれば、この3人を出したでしょう」

と語り、離党するのは自然だと説明した。同番組に出演した杉尾秀哉TBS解説委員は、渡辺、大江両議員について、

「離党予備軍。自民党別部隊と言われていた存在」

   だったとしている。

   姫井議員を除く4人は自民党に縁があった。「改革クラブ」自体も「自民党の別部隊」とも囁かれている。そうした中で姫井議員はなぜ、「改革クラブ」に加わったのかの議論が交わされた。テレビ朝日系情報番組「ワイド!スクランブル」に出演した川村晃司テレビ朝日解説委員は、新党の旗揚げはもともとこの4人で話し合われていたのだが、政党助成金の関連で党員は最低5人必要だった、と指摘する。そこで白羽の矢が立ったのが姫井議員。プライベートに問題が多く、結果的に民主党岡山県連副代表を辞任、民主党内での孤立が囁かれていた。また、姫井議員が誘いを受けた背景として、

「自分の後ろ盾として、同じ出身の平沼(赳夫衆議院議員)さんに近寄り、『平沼新党』に合流したい、という思惑がある」

と川村解説委員は推測していた。

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