株式、住宅、鉄鋼やセメント 値上がり続く中国経済の虚実

2009/4/ 6 17:41

   2009年に入ってから上海株式指数は33.2%も上がった。それでも、中国の個人投資家たちは、日本のお盆に当たる清明節(4月4日)が過ぎると株式市場は一段と上がるだろうと強気の見方をしている。一方、2009年3月に入ってから各地の住宅価格も一斉に上がり始めた。鉄鋼やセメントなどの素材価格は、2月から徐々に上昇している。本格的な景気回復は近いのか。

09年に入って33.2%も上昇した上海株式指数

   清明節の前日の4月3日、上海の株式指数は、2419ポイントだった。これは年初の指数より33.2%の上昇だ。

   「G20が終わって、世界各国の株も上がっているが、中国は三連休のため、連休明けの4月7日に上海株式指数は2480-2520ポイントの間で上下動くのではないか」。インターネットで注目を集めている、鋭博股票というペンネームの株式アナリストはこう分析する。 2419ポイントは、08年11月4日の1704ポイントよりは高いが、その一年前の07年10月の6092ポイントにはまだ遠く離れている。

   2008年11月、12月に中国の銀行は、それぞれ1兆元以上の融資を増加させたが、09年に入ってから、1月から3月までの銀行の融資は、さらに増えて、三か月で3.49兆元に達した。潤沢な資金が市場に流れ込み、株式市場の活性化をもたらした。

   鉄鋼やセメントなどの素材価格は、2月から徐々に上昇し、発電量も継続的に増加している中、市場は回復していると政府系のマスコミは喧伝する。「アメリカ発の金融危機がやってきても、我々は自信を失ってはいけない」。ほぼすべてのマスコミは08年来ずっとそう叫んできた。

   中国の株式・基金を購入する個人投資家は、それほど金融知識を持っているとは思えないが、だれもが自信満々で、おおらかに見える。彼らは中国政府のマクロ経済刺激政策のよき理解者というより、「ただの楽観主義者」だけなのかもしれないが。

(続く)

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