マスク買う人急減 「売り場面積減らした」店も

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   新型インフルエンザの国内の感染者数が380人を超えた。新潟県や愛知県でも確認され、感染は未だに全国的に広がっている。国内初感染や首都圏での感染が報じられた際には予防策としてマスクが飛ぶように売れ、品薄状態が続いていた。マスクはその後、どうなったのか。

東京、大阪でマスク着用率下がっている

   最初に感染が確認されたのは2009年5月16日、兵庫県神戸市だった。それ以来話題になったのがマスクだ。ゴールデンウィーク前からマスクの品薄状態は続き、メーカー側は休日返上で増産体勢を敷いた。それでも、なかなか購入できないとの声も上がっていた。ヤフーオークションでは定価の5~10倍の値段がつくなどの異常事態だった。

   最近の状況はどうなのだろう。SNS「mixi」のコミュニティ「新型インフルエンザ(H1N1)」には、こう書かれている。いずれも5月30日~6月1日に書かれた内容だ。

「大阪でもコンビニなどで普通に売ってました。関西でも今週に入ってから急激にマスク着用率が下がってます」
「東京でもマスク着用率下がりました。秋にまた流行るようなのを聞いているので、今のうちに準備しておくほうが安心かと思います」
「東京です。ホームセンターで3層のマスクが60枚598円で売られていました。その他薬局でも『お一人様2つまで』と注意書きがあったりしますが、在庫はたくさん置いてあります」

品切れの店はない

   東京・麹町にある複数のドラッグストア・薬局では、不織布タイプのマスクが10~20個並べられていた。あるドラッグストアではゴールデンウィーク前には壁一面のマスクが1つもなかったが、最近では品数が戻っている。店員によると、「発注しても完全に確保できない状況は変わりませんが、ここ1週間、マスクを買う人は少なくなった」という。別の店でも、以前は個人が大量購入するケースもあったが、ここのところ、海外出張の人が買っていくくらい。マスクが一気になくなってしまう状況でもなく、購入者は落ち着いてきていると指摘した。

   インフルエンザ感染者が報告されたばかりの新潟県。新潟県内で店舗展開している「ドラッグマックス」の担当者は、こう話す。

「新潟県でも感染確認が報じられましたが、急激にマスクが売れた話は聞いていません。国内感染が話題になったときには購入者が殺到しましたが、今では冷静に対応しているのでしょうか。もしかしたら、すでに買い置きがあるのかもしれませんね」

   東京都内でチェーン展開するあるドラッグストアでは、「マスクには余裕がある。最近では売れなくなっているので、売り場面積を減らした」と述べる。首都圏でチェーン展開する別のドラッグストアでも、「やや品薄ではあるが、品切れではない」とした上で、次のように話す。

「購入者が殺到したときにはすぐに売り切れてしまったが、今では来店すれば、購入できる状況です。供給には目処が立っているものの、需要はやや減っているようです」
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