編集長からの手紙
追悼 眞木準「でっかいぞう!」

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   コピーライターの眞木準さんが09年6月22日朝、亡くなった。60歳の若さである。

   日曜日だった前夜、遅くまで広告撮影に立会い、帰宅の数時間後に倒れた。突然死である。

   眞木さんは「広告界の貴公子」と呼ばれるダンディーな人だった。そのコピーも貴公子然としたスマートなところがあり、一方で、少し向こう側には駄洒落があるぎりぎりのところを狙った作品に人気があった。

   全日空のキャンペーン「でっかいどお。北海道。」、サントリー「あんたも発展途上人。」、TDKテープ「イマ人を刺激する。」、伊勢丹「恋を何年、休んでますか。」、ホンダ「ホンダ買うボーイ。」、バーバリー「恋さえあれば、愛などいらない。」、資生堂「ワンモアビジン」などなど、時代の雰囲気を詠んだ名作が続いていた。

   週刊誌「AERA」の名付け親である。約20年前、創刊準備していた私たちは、当時すでに著名だった眞木さんに誌名案をお願いした。彼は50ぐらいの候補名を持ってきた。今も手元に持っているが、名作ぞろいで、それぞれに意味がこめられている。目移りして、選べない。戸惑うわれわれの前で、眞木さんは「これは?」と最後にカードをめくるように出したのが「AERA」だった。マジックにかかったように、一同「いいねえ」といってしまう。

   ラテン語で「時代」を意味する。最初がAで始まり、4文字という簡潔な単語。デザイナーの戸田正寿さんの要求に適う。しかし、読みにくい。頭に母音が重なるからだ。今ではなんともないが、それがネックだと思った。そのときの眞木さんの説明が印象に残るものだった。

「覚えやすいネーミングは、忘れるのも早い。覚えにくい名前は、いったん覚えると忘れない」

これも眞木さんの名作コピーだと思う。

   眞木さんはプレゼンテーションの名人だった。冗談で「真木さんは言葉の詐欺師。本物の詐欺師の話はうそだが、真木さんの詐欺話は、話が見事に実現する」といっていたものだ。

   依頼者から依頼の要件をメモ取りながらに聞く。依頼者が話し終わった瞬間に、彼はノートの向きを依頼者に向け、「こんなのはどうですか?」と図やコピーのメモを見せる。話を聞きながら考え、終わったときには企画のラフが出来上がっている。ここでは、眞木さんは手品師でもあった。

   J-CASTニュースは創刊以来、眞木さんのアドバイスをさまざまな面で参考にしてきた。J-CASTはeラーニングのプラットホームソフトを持っているが、その商品名「オール優」は眞木さんの命名である。

J-CASTニュース 発行人 蜷川 真夫

インヴァスト証券

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