ガソリン車の燃費急速に向上 「プリウス」並も出現か

2009/11/ 3 10:04

   ハイブリッド車の勢いが強まるなかで、ガソリン車の燃費改善も進んでいる。東京モーターショーにマツダとダイハツ工業がホンダ「インサイト」と肩を並べるリッター30キロ級(10・15モード)のコンセプトカーを出展したのに続き、リッター38キロを誇るトヨタ「プリウス」と同等を目指す車の研究開発も行われている。

   現在、ハイブリッド車は世界中で企画されており、今後、ブームや規制動向をにらんで数多くの商品が世に送り出される。燃費性能だけでなく、加速感、乗り味、品質、コストなど総合的な製品の出来栄えにも差が出てくると見られ、ユーザーのハイブリッド車選別の目はいっそう厳しくなりそうだ。

1.3リットルエンジンでリッター32キロ

   マツダのコンセプトカー「清(きよら)」は新型1.3リットル直噴ガソリンエンジンとATでリッター32キロ、ダイハツの「e:S(イース)」は660ccのKFエンジンの進化版でリッター30キロと、1モーターハイブリッド車の「インサイト」(リッター30キロ)と同レベルの燃費だと主張している。コンセプトカーのため市販段階でどこまで確保できるかは不明だが、マツダ幹部は「国内で30キロ以上という数字には非常に意味があると考えている」と話し、30キロ以上の実現をターゲットにする方針を明確に示した。2011年以降、次期「デミオ」での具体化が有力だ。

   ダイハツは「イース」のエンジンとは別に2気筒ターボの次世代エンジンも出展した。気筒数を減らすことで熱損失が抑えられ、現行の3気筒ターボよりも30%燃費が改善するという。ガソリン車で「プリウス」の領域を視野に入れたエンジンだ。

(続く)

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