国内大手相次ぎ3Dパソコン iPadへの対抗策か

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   パソコンの2010年夏の新モデル発表が出そろった。東芝、NEC、富士通の大手3社が3D(3次元)映像に対応する機種を相次いで発売するのが特徴だ。

   4月のパナソニックを皮切りに次々と投入される3Dテレビに続き、パソコンも本格的な3D時代が到来しそうだ。ただ、パソコンは米アップルの新型携帯端末「iPad(アイパッド)」に市場を浸食される可能性が高いため、いかに付加価値を付けて対抗するかを競い合った結果、という面もある。

NECは発売を前倒し

   富士通のデスクトップパソコン「エスプリモFH550 3AM」(6月17日発売)は、市販のブルーレイディスク(BD)の3D作品を再生する機能を持ち、付属の眼鏡をかけると立体的な映像を鑑賞できる。他社と差別化したのは、本体に付いているウェブカメラで3D映像を撮影し、自作できる点だ。想定価格は20万円。

   04年に3D対応パソコンを発売したNECは、ソフト不足などから当時、早々に撤退したが、米映画「アバター」などのヒットを見て、再参入を図る。デスクトップパソコン「バリュースターNVN790 BS」(6月24日発売)で、想定価格は22万円。

   2010年4月時点では「9月末までに発売する」と発表していたが、ライバルメーカーの動きを見て発売を前倒しした。3D対応のBD再生機能に加え、通常の映像を3Dに変換するソフトも搭載した。

   東芝が7月下旬に発売するのは、3D対応のノートパソコン「ダイナブックTX 98MBL」で想定価格は25万円。3D対応のBD再生機能のほか、3D映像によるゲームを楽しめるのが特徴。

台湾のアスースは「目標の3倍以上の出荷量」

   すでに4月、台湾のアスースが3D対応のノートパソコンを日本国内で発売しており、「目標の3倍以上の出荷量」と、出足は好調のようだ。国内メーカー大手が発売を急いだのも、アスースに「先行者」としてこれ以上市場を奪われるリスクを回避する狙いもある。

   ただ、国内メーカーにとっての主要な脅威はアイパッドだ。デジタル家電の調査会社、BCNによると、国内ノートパソコン市場のアップル製品のシェアは4月3.5%だったが、5月はアイパッド発売(28日)が寄与して11.5%に上昇し、ソニーを抜いて4位に浮上した。

   薄型テレビの中で3D対応機種は、金額ベースで3%程度のシェアを占めており、消費者に受け入れられつつある。アイパッドを超える付加価値を持たせることが課題のパソコンにとっても、3D対応は比較的手っ取り早い対抗手段だ。どこまで消費者の心をつかむか、まずは夏のボーナス商戦が注目される。

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