2024年 4月 27日 (土)

押尾学「獄中手記」で「無罪主張」 「真実は曲げることはできない」

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   保護責任者遺棄致死容疑で起訴されている元俳優の押尾学(32)被告が獄中で綴ったとされる手記の一部が公開された。「犯罪者の汚名を着せられた」「死にもの狂いで無罪を取る」などと自らの潔白を訴える内容で、2010年9月3日に始まる公判を前に注目を集めている。

   押尾被告の手記を掲載したのは女性誌『エッジ・スタイル』9月号だ。同誌は50ページにわたる押尾被告の獄中ノートを入手し、一部を誌面に掲載した。幼少期にアメリカで過ごし、バイリンガルの押尾被告は日本語と英語で手記を綴っている。

「押尾学と言うブランドを剥奪され死に物狂いで無罪を取る」

   手記はノートに手書きで綴られ、思ったことや感じたことを走り書きしたような内容だ。「地獄の入り口から戻ってやる」「真実は一つ。その真実は曲げることはできない」「I will try my best to not to give up.(ベストを尽くして諦めない)」といった強気の言葉が散見される。

   9月3日から始まる公判に向けた決意とも受け取れる書き込みもある。

「犯罪者の汚名を着せられて、押尾学と言うブランドを剥奪され死に物狂いで無罪を取る」

   押尾被告は弁護士しか面会を許されず、差し入れの本を読んで過ごしているという。同誌によると、押尾被告は自分の将来に不安を抱き、精神安定剤や睡眠薬を服用することもあった。

   手記には、「I don't want to live. I'm tired.(生きていたくない。疲れた)」「ALL HOPE IS GONE.(すべての希望が消えた)」「オレは今じゃ沈没したぼろ船と一緒」といった弱気な書き込みも、ところどころに見られる。

「全然反省してないじゃん」「自業自得なのに何言ってんの」

   押尾被告は09年11月に合成麻薬MDMAを使用したとして懲役1年6月、執行猶予5年の判決を受け、同12月7日には、知人女性にMDMAを渡したとして麻薬取締法違反(譲渡)の容疑で再び逮捕されている。また09年8月2日、六本木ヒルズの一室で、MDMAの錠剤を飲んだ知人の飲食店従業員女性(当時30)が錯乱状態に陥ったのに、自らの薬物服用が発覚するのを恐れ、女性を放置して死亡させた疑いが持たれ、10年1月4日、保護責任者遺棄致死容疑で再逮捕、1月25日に追起訴された。

   押尾被告はかつて、巨大掲示板「2ちゃんねる」上で、奔放な言動や「押尾語録」と呼ばれるビッグマウスが注目を集め、「お塩先生」とも呼ばれていた。09年8月3日の午後9時前に逮捕のニュースが流れた時も、直後に「押尾逮捕」のスレッドが立ち、3分弱の間に1000の書き込みが殺到。「これがお塩先生のロック魂なんですねっ!!!!!」「きっとまた名言を残してくれるだろう。お塩先生!!」といった皮肉交じりの書き込みが目立った。

   手記が公開された後に立ったスレッドには、さらに冷ややかな書き込みが多い。

「戻ってこなくていいよ、直ぐに救急車呼んでたら助かってた可能性高いんだし
泣き叫んでたへタレを誰が拾ってくれるんだ?」
「自業自得なのに何言ってんのこいつ」

   押尾被告の手記を読んで、反省の色が見られないと感じた人もいるようだ。「全く反省してねぇな」「全然反省してないじゃん」「仮に濡れ衣だったとしてもだ 関係者として反省の余地が全く見られない」「悪事を働いて、その後バレても反省しないで無駄な自己主張と自己弁護ばっかする低級人間」などと書き込まれている。

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