【被災地はいま】4月10日 現実は僕の想像を遥かに超えていた

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   宮城県気仙沼市から岩手県一関市経由で深夜、同県陸前高田市へ向かう。仮眠しようと、避難所となっている市立広田小学校を目指していた。目的地まで後10キロほどだった。車のヘッドライトが瓦礫の山を照らした。行き止まりだったり、直進をためらうような悪路のなか、瓦礫の山を走り抜けた。夜が明けたとき、目の前に広がっているだろう光景を想像してゾッとした。

   翌朝、現実は僕の想像を遥かに超えていた。陸前高田市はすべてが波に奪われていた。大きな漁船がごろごろしていた気仙沼市とは全く違う光景だった。震災から1か月が経とうとしている今も、自衛隊の方々が広大な被災地で丹念に行方不明者の捜索を続けていた。東日本大震災では10日現在、いまだ1万4000人を超える人々の行方が分かっていない。(カメラマン・会田法行)

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