球団代表涙ながらにナベツネを大批判 読売巨人軍で前代未聞の内紛勃発

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   プロ野球巨人の清武英利代表が2011年11月11日14時から文部科学省で記者会見を開き、一度内定していたヘッドコーチ人事などを渡辺恒雄会長氏が覆すように指示したことを明かし、「私物化を許してはならない」などと断じた。

   清武氏によると、岡崎郁1軍ヘッドコーチはすでに留任が内定しており、渡辺氏も了承していた。だが、渡辺氏が11月9日になって清武氏に対して、1軍ヘッドコーチには江川卓氏を起用し、岡崎氏は降格させる人事を指示したという。

   また、渡辺氏は11月4日には、報道陣に対して

「俺は何も報告を受けていない!」

と発言したが、清武氏は

「全くそれは事実に反する」

と反論した。

渡辺氏の「独裁体制」がコンプライアンス違反

   その上で、清武氏は

「大王製紙やオリンパスのように、最高権力者が会社の内部統制を覆すことはあってはならない」
「プロ野球を私物化することを許してはならない」

と、渡辺氏の「独裁体制」がコンプライアンス違反にあたることを涙ながらに訴えた。

   読売新聞は11月1日、来季の巨人軍のコーチ人事について、独立リーグのBCリーグ・群馬監督を今季務めた秦真司氏(49)と同新潟の前監督で元楽天ヘッドコーチの橋上秀樹氏(45)を1軍コーチに招請することを決めた、と報道。

   さらに両氏は選手として、1990年代に野村監督が率いて3度の日本一に輝いたヤクルトで活躍し、橋上氏は指導者としても野村監督に師事。巨人軍はチームの建て直しに向けて作戦・戦術面の強化を目指しており、野村流の「ID(データ重視)野球」にも精通している両氏の招請を決めた、と説明していた。

   これに対し渡辺会長は11月4日、

「おれは何の報告も聞いていない」
「おれに報告なしに勝手にコーチの人事やなんか、いじくるって言うのは、こんなことありえるのか」

と怒ったということがデイリースポーツなどで報じられ、来季の人事で原監督らと対立していることが明らかになっていた。

   清武氏は11年6月、球団史上初のゼネラルマネジャーに就任していた。

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