2024年 4月 19日 (金)

SKE48突然の大量卒業 「何があった?」「運営のせい?」ファンに戸惑い広がる

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   AKB48の姉妹グループで、名古屋を拠点に活動するSKE48(総メンバー数63人)のメンバー9人が、2013年3月末をもって卒業することが、1月15日に発表された。9人もの人数の同時卒業発表は異例だ。

   突然の大量卒業発表に、ファンの間では戸惑いや、様々な憶測の声が上がっている。一体彼女たちに何があったのだろうか。

劇場支配人「昨年夏くらいから相談受けていた」

卒業を発表した小木曽汐莉さん(12年11月撮影)
卒業を発表した小木曽汐莉さん(12年11月撮影)

   卒業発表が行われたのは、名古屋市のサンシャイン栄で行われた劇場公演終了後だ。

   12年11月に卒業の意向を発表していた1期生の矢神久美さん(18)をはじめ、桑原みずきさん(20)、高田志織さん(22)、平松可奈子さん(21)、2期生の赤枝里々奈さん(16)、3期生の小木曽汐莉さん(20)、上野圭澄さん(18)、4期生の原望奈美さん(17)、小林絵未梨さん(18)が「卒業します」と声を上げた。

   平松さんは「骨折をして(編注:12年3月、右足骨折で全治6週間と診断されていた)5年目を迎えて自分の将来について考えたときに卒業しようと決意しました」、小木曽さんは「20歳という大きな節目に立った今、もっともっと視野を広げたいと思い卒業を決意しました」、上野さんは「気付けば高校三年生。進学したいという気持ちをずっと持っていました。私は学業に専念することを決めました」など、9人それぞれが卒業の理由についてコメントした。

   SKE48劇場支配人の湯浅洋さんは、1月16日にGoogle+で「このメンバー達からそれぞれ相談を受けたのは、昨年の夏くらいからです。各々やりたい事があり、しかしSKE48の活動も続けたい、という気持ちの中で葛藤があったと思います。夜遅くまで話し、時には泣いたり、色々な事を話しました」と明かしつつ、「このメンバーにはこの様な活動を望んでいるので期待に応えたいと思いました。しかし、全てのメンバーが望んでいる事が出来る簡単な世界でもありません」と、ジレンマもあったことを告白した。この投稿に添付された9人の集合写真は、皆晴れやかな表情で写っている。

   なお、1月30日にリリースされるSKE48の新曲「チョコの奴隷」のカップリングには、卒業する9人が歌う「それを青春と呼ぶ日」が収録される。

「SKEにいる限り、外のオーディションは受けられないと言われた」

   祝福されるべき旅立ちと思われるが、一度にこれだけの人数が卒業を発表する異常事態と言ってもいい。中でも矢神久美さん、小木曽汐莉さんは12年の選抜総選挙でそれぞれ28位、32位にランクイン、桑原みずきさん、平松可奈子さんはシングル表題曲の歌唱メンバーに6回選抜されたSKE48の主力メンバーだ。こうしたメンバーが揃って卒業することに戸惑い、うがった見方をするファンは少なくない。

   2ちゃんねるには「SKE48謎の一斉大量卒業の理由を推理するスレ」というスレッドが立てられ、人気メンバーへの不満が募ったのでは、薄給に嫌気がさしたのでは、毎週のように行われる握手会で心が折れたのでは、などさまざまな憶測が書き込まれている。

   また、桑原さんが公式ブログに「SKEに入ってから今まで約5年間、自分で雑誌や新聞から切り取ったオーディションを何度も持って行き、受けさせてほしいと頼みました。でも『SKEにいる限りは出来ない』と言われ、やっぱり自分で自由に挑戦できるような環境がいいなと思いました」、チームSの大矢真那さんも「しー(編注:高田志織さんのあだ名)が言った 『公演は大好き 卒業しても公演だけ出させてほしい言うくらいうちらは公演が好き だけど…』その後の言葉はそれぞれが語るのにまかせます」と書いたことも、「SKEにチャンスなんてありませんでした(苦笑)」「やっぱり握手がイヤなんだな」など、ファンの邪推を呼んでいる。

   「AKB48白熱論争」という新書でAKB論を繰り広げた評論家・宇野常寛氏は今回の大量卒業について、1月16日にツイッターで「うーん、支店がもっと自活できる=支店で出世することで本店並に外仕事が取れるまでもっていくか、逆に支店と本店の序列を明確化した上で支店→本店への出世コースを制度化するしかないんだろうな。個人的にはやはり前者を支持したいけど(編注:本店はAKB48、支店は地方を拠点とする姉妹グループ)」と投稿している。頑張ってもなかなかグループ外での仕事につながらない現状に煮え切らない思いがあったのでは、との見方だ。

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