2024年 3月 19日 (火)

「福島周辺で鼻血出る人が続出」 「美味しんぼ」で編集部コメント発表も炎上止まず

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載中の人気漫画「美味しんぼ」の内容がネット上で物議を醸している。福島には疲労感が強かったり鼻血が出たりといった症状の人が大勢おり、それらの症状と原発の放射線との関連を匂わせる描写があったというのだ。

「今週の『美味しんぼ』、福島から帰ってきた山岡さんが原因不明の鼻血を出し、海原雄山も出たと話をして、最後に井戸川さんが出てきてこの有様でした。これは流石に福島県民として抗議の意を示したい。僕はこの三年間、鼻血なんか出たこと無いですが」

   2014年4月28日に画像つきでされたこのツイートは、29日夕方現在1万回以上リツイートされ、ネット上を騒がせている。

「福島では同じ症状の人が大勢いる」

   問題となっているビッグコミックスピリッツ22・23号(4月28日発売)では、主人公の山岡と海原雄山たち一行が福島第一原発を見学した。途中、一行は3号機の前で1時間当たり1680マイクロシーベルトを数秒間浴びた。すると帰宅後の山岡にひどい疲労感と鼻血の症状があらわれた。のちに同じ症状が雄山や同行者にもあったことがわかる。取材の過程で、前双葉町長の井戸川克隆氏と岐阜環境医学研究所所長の松井英介医師のもとを訪れた山岡は、町長の口から「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」と告げられる。今週分の話はここまでで、欄外には「耐え難い疲労感と原因不明の鼻血―――!?山岡や雄山たちの体になんらかの異変があるのか?次号。」とのアオリがついていた。なお、山岡が訪ねた両名は実在の人物で、井戸川氏は放射性廃棄物中間貯蔵施設の受け入れを巡って町長職を辞任、松岡医師は『見えない恐怖 放射線内部被爆』などの著書がある。

   ネット上では症状と原発が結びつけられているように読めるとして、「そんな症状は聞いたことがない、風評被害では」「『山岡たちの体に異常が起きているのか!?』みたいなヒキで、 次回『異常は何も起きていませんでした?!』で済ますには苦しいと思うんだけどどうなるんだろう」などと疑問が出て、ツイッター上で「炎上」状態になってしまった。

姉妹サイト
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中