2024年 3月 29日 (金)

自民党の「セクハラ犯人隠ぺい」に大反発 ネットで広がる「処分求める署名運動」、1日3万筆

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   東京都議会で女性都議に飛ばされた「セクハラヤジ」が大問題に発展している。抗議を受けた自民側が「犯人探し」をしない意向を示したことが一般市民のさらなる怒りを買っているようだ。

   都議会にはすでに1000件を超える意見が寄せられているというが、インターネット上でも発言者の特定作業が進められているほか、自民党東京都連に発言者の処分を要求する署名運動が行われるなど、広がりをみせている。

乙武氏「都議会はうやむやにするつもりなのか」

署名サイトにも賛同者が続々
署名サイトにも賛同者が続々

   問題のヤジがあったのは、2014年6月18日に行われた都議会の一般質問中だ。みんなの党の塩村文夏都議(35)が晩婚化、晩産化などに関する都の支援策についてただした際、一部の議員から「自分が早く結婚したほうがいいんじゃないか」「産めないのか」などと、政策そのものに関係ないセクハラヤジが飛んだ。その後、塩村議員は顔を強張らせ、目に涙を浮かべた。

   報道によると、みんなの党はヤジが自民の席から聞こえたとして抗議したが、自民の吉原修幹事長は品格のない発言は慎むようにすべきだとしながらも、「自民の議員が述べた確証はない」「誰が言ったのか特定することは難しい」などとして、発言者を特定しない意向を明らかにしたという。

   この「隠ぺい」とも受け取れる自民側の誠意の感じられない対応に、インターネット上では批判が殺到している。東京都教育委員の乙武洋匡さん(38)も18日、ツイッターで「たとえばサッカーなら、差別的な発言や野次を飛ばしたチーム、選手個人には処分が下る。都議会は、『誰が言ったかわからない』と、うやむやにするつもりなのか」と問題視する。

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