ソフトバンク、スマホを米スプリントと共同開発 アイフォーンに対抗するアンドロイド勢の主力商品目指す

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   ソフトバンクモバイルは2014年8月18日、ソフトバンク傘下の米携帯電話3位のスプリント、シャープと共同開発したスマートフォン「AQUOS CRYSTAL(アクオス・クリスタル)」(シャープ製)を8月29日に発売すると発表した。米国でも9月に発売される見通しだ。

   孫正義社長は5月7日の決算説明会で、年に2~3回行うのが恒例になっていた大規模な新機種発表会を「役割が終わった」とし、状況が変化するまでは見合わせる考えを明らかにしていた。

   ソフトバンクをめぐっては、米4位のTモバイルUSの買収計画が難航しており、米戦略の立て直しを迫られている。日米で同じ機種を発売することでスケールメリットを生かし、開発や製造面でコストを削減したい考えだ。ソフトバンクではこの機種を「戦略商材」と位置づけており、あえて発表会を開くことになった可能性もある。

おサイフケータイやワンセグなど「日本独自仕様」はついていない

米スプリントとの共同開発機種第1弾はシャープが製造した。右からシャープの高橋興三社長、ソフトバンクモバイル・マーケティング統括部統括部長の田原真紀氏
米スプリントとの共同開発機種第1弾はシャープが製造した。右からシャープの高橋興三社長、ソフトバンクモバイル・マーケティング統括部統括部長の田原真紀氏

   新機種は「フレームレス」をうたっており、フレームを極限まで薄くして端末のサイズを小さくしても大画面を楽しめるのが特徴。例えば5インチ液晶を搭載した従来機種の大きさは縦14.0センチ、横7.1センチだったが、今回の機種では縦13.1センチ、横6.7センチにまで小さくなった。このため、女性でも簡単に片手で持つことができる。

   ソフトバンクでは、この機種をiPhone(アイフォーン)に対抗するアンドロイド勢の主力商品と位置づけているが、おサイフケータイやワンセグといった日本独自の機能がついていない。ソフトバンクでは「日本仕様が必ずしも必要でないと言っている人もいる」と釈明するが、日米で仕様をそろえた結果、ある程度機能が絞られた面もありそうだ。

   また、「検証(のプロセス)や仕様を共同で開発して、工数を減らすことが実際に出来ている」結果として、「結果的にユーザーに還元される」とも説明している。

   価格は定価で購入した場合で5万4480円。現時点では従来機種と同水準だが、今回は「共同開発第1弾」という位置づけで、第2弾以降の製品で割安感が出てくるとみられる。

   14年12月以降、ワンセグやおサイフケータイ、5.5インチディスプレイを搭載した上位機種「AQUOS CRYSTAL X(アクオスクリスタルエックス)」(シャープ製)も発売予定。

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