カネボウ化粧品、白斑問題で新たな動き 美白化粧品を全面リニューアル

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   カネボウ化粧品は、自社の美白化粧品で肌がまだらに白くなる「白斑」問題に関し、2014年11月末から相次いで新たな動きを見せている。11月25日には、白斑問題を公表して以降初めて、既存の美白化粧品を全面リニューアルすると発表。続く同28日には、白斑問題で症状が重い被害者に支払う補償金の概要について発表した。

   カネボウは「あくまで発症したお客様に完治まで責任をもって対応させていただく」と強調し、被害者対応を最重視する姿勢を示すが、問題が収束に向かうのか、まだまだ厳しい状況が続きそうだ。

補償金は最大で1000万円程度に膨らむ可能性

未だ尾を引く「白斑問題」(画像はカネボウのホームページより)
未だ尾を引く「白斑問題」(画像はカネボウのホームページより)

   カネボウは、美白化粧品を含めた化粧品ブランド「フレッシェル」を全面改良し、来年3月1日に発売すると発表した。フレッシェルは元々、白斑症状の原因とされる成分「ロドデノール」を配合していないブランドで、白斑問題発覚後も販売が続いていたが、「当面、新しい美白化粧品は発売しない」としていた。今回のフレッシェルは新商品ではなく、リニューアル発売ではあるものの、「問題が解決していないのに、やや早急な感じがする」(化粧品関係者)との声があるのも事実。白斑問題に関しては全国各地で被害を訴える女性たちが訴訟を起こして係争中であり、「被害者との話し合いこそ優先すべき」との反発も強い。

   一方、カネボウはこの直後に、これまで詳細には明らかにしてこなかった補償金の概要について発表した。交通事故で後遺症がある場合に支払われる慰謝料の金額を参考に、顔や首などの症状に応じて100万~300万円程度の支払いを想定していると指摘。特に重い症状が残っている場合には「基準の2~3倍を検討する」とし、補償金は最大で1000万円程度に膨らむ可能性を示唆した。早ければ来年3月にも支払いを始めるとの見通しを示した。

   こうした相次ぐ発表には、「問題収束を早く進めたいというカネボウの意思が見える」(化粧品関係者)。カネボウが白斑問題を公表してから、既に1年5か月がたっている。白斑症状が確認された被害者は10月31日現在で1万9370人に上るが、和解に応じた人はまだ7522人と3分の1程度。混乱が収束しない中、カネボウは売れ筋の美白化粧品の新商品を投入できず、経営的に厳しい立場に置かれている。リニューアル商品の発売、補償金対応と立て続けに動き出すことで、現状を打開したいとの狙いが見える。

   ただ、まだ完治に至っていない被害者も多く、補償問題などの対応も正念場はこれからだ。慎重に対応しなければ、さらなる批判にさらされる可能性もある。

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