菅官房長官、人質遺体「国家として何とか取り戻したい」

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   過激派組織「イスラム国」に殺害されたとみられる後藤健二さんと湯川遥菜さんの遺体の収容について、菅義偉官房長官は2015年2月20日午後の会見で、「国家として何とか取り戻したいという気持ちは変わりない」と述べ、情勢が変化して、2人が殺害された地域への立ち入りが可能になれば、収容に向けた取り組みを進める可能性を示唆した。

   菅氏は2人殺害が明らかになった直後の2月2日の会見では

「(「イスラム国」は)まともに話し合いのできる相手ではない」

と述べ、事実上収容を断念したとも受け止められていた。

04年人質事件の遺体は後にバグダッド市内で発見

記者会見する菅義偉官房長官
記者会見する菅義偉官房長官

   菅氏は20日の会見で、

「いわゆるISIL(「イスラム国」)の支配するところに現状において入ることはまず不可能に近い、きわめて危険な状況。様々な情報を集約して、なかなか難しいだろうと考えている」

などとして現時点では実質的に収容は不可能だとしながらも、情勢の変化によってはシリア政府と協力して収容に取り組む意向を示した。

「もちろん、できれば回収したいというのは当然のこと。ただ現実としてみれば、ISILの現実がどんな状況になっているかさえ、なかなか掌握するのが難しい状況。困難なことだが、そこの支配地が(入域)可能になれば、2人のそうしたものについては、当然、国家として何とか取り戻したいという気持ちは変わりない。意志は持ち続けている」
「(在シリア日本大使館が退避している先の)ヨルダンの大使館とシリアで協力しながら、取り戻すことができれば、それは取り戻すというのが政府の基本的な考え方だというのは変わりない」

   04年にイラクでアルカイダ系の組織に殺害された香田証生さんは、後に遺体が首都バグダッド市内で発見されている。

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