「環球網」編集長らが講演 中国メディア急成長の背景を解説

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   J-CASTニュースを運営するジェイ・キャストは2015年2月26日、東京・内幸町の日本プレスセンターで「中国メディア講演会」を開いた。「人民日報」系の日刊紙「環球時報」のニュースサイト「環球網」編集長の朱研氏、ジャーナリストの陳言氏、元朝日新聞編集委員で同志社大学大学院教授の加藤千洋氏が急成長する中国メディアの現状について解説し、企業の広報担当者ら約100人が熱心に耳を傾けた。

中国人にとってネットは「臓器の一部」

「環球網」編集長の朱研氏
「環球網」編集長の朱研氏

   朱研氏は、インターネットが中国人にとって「臓器の一部」と言えるほど、なくてはならない存在になったと指摘。具体的な数値を挙げながら、スマートフォンやタブレット端末の普及に加えて、ポータルサイトなどが整備された結果、世界第1位の人口との相乗効果で中国のネットニュース発信は拡散力・影響力ともに大きくなったとした。その上で、日本のネットメディアとの相互協力は「お互いにとってメリットがあるはず」と語った。

   陳言氏は、「中国のマスコミの多様性」という角度から、北京以外の地方都市のメディアは発信力が未成熟で、北京発の情報を転載するケースが多いと分析。その上で、現時点で日本から中国に向けて発信されている情報は必ずしも中国側のニーズとは一致していないとの見方を披露した。

   加藤氏は、ネットの普及とともに共産党機関紙の「公的世論」に対抗しうる「民間世論」と呼ばれるものが出現していると指摘。「民間世論」を通じて、政府や党の「傀儡」ではないジャーナリズム精神を持った記者がじょじょに現れつつあると期待を寄せていた。

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