安倍「我が軍」発言が導火線に 「オバマならどう言う?」大論争

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   安倍晋三首相が参院予算委員会で、自衛隊を「我が軍」と述べたため野党から批判を浴びている。

   精神科医の香山リカさんはツイッターで、米オバマ大統領は「演説で『our military』とは言うけど『my military』とは言いません」と指摘した。「我が」の意味するところは、「私」なのか「我々」なのか。インターネット上では、解釈を巡って意見が交わされた。

  • 日本語で「我が軍」、英語では?
    日本語で「我が軍」、英語では?

「マイ・ミリタリー」と口にしたら総スカン

   「我が軍発言」については、民主党の細野豪志政調会長が2015年3月24日、「これまで憲法の枠組みの中で積み上げた議論を全部ひっくり返すような話。非常に理解に苦しむ」と批判。一方、菅義偉官房長官は25日午前、「自衛隊は憲法上の制約が課せられており、通常の観念で考えられる軍隊とは異なる」と前置きしつつ、日本を防衛することを主たる任務としているため、「このような組織を軍隊と呼ばれるのであれば、自衛隊も軍隊のひとつだ」と説明した。

   ネット上でも議論が起きた。香山さんがツイッターで、論評抜きで「我が軍」発言を取り上げると、ひとりのユーザーが「『我が軍』は駄目で『我が自衛隊』なら良いのでしょうかね?どこの国でも通常は『我が軍』と呼びませんか?」と質問した。これに対して香山さんが、冒頭の「オバマ大統領は」というツイートをしたのだ。この質疑の流れから推測すると、オバマ大統領は「my」という「一人称単数形」を使っていない、つまり「自分の私的な軍隊」とは言わない、との主張のようだ。暗に安倍首相の「我が」と対比したのだろうか。

   香山さんが指摘したとおり、オバマ大統領が米軍について言及する際は「我々」を意味する「our」を付ける。例えば2015年2月11日、過激派組織「イスラム国」に対する武力行使を容認する決議案を米議会に提出した際の演説では、「最高司令官として、私は国家安全保障上明らかに必要な場合に限って、米軍(our troops)を危険な場所に送ることになる」と述べた。別の機会でも「our military」という言葉で米軍を表現していた。

   ただ、オバマ大統領がシリア情勢についてスピーチしている場面を、米フォックスニュースが2013年に流しており、実はその際に「my military」と口にしていた。米オンラインニュース「examiner.com」は2013年8月31日の記事で、「軍を私有物のように語った」と皮肉り、ツイッターの反応を載せた。

   トークショーの司会を務めるニール・ボーツ氏は「ブッシュは『our military』と言い、オバマは『my military』と言う」とツイート。ほかにも「誰が軍の負担をしていると思ってるんだ」「オバマのごう慢さは果てしないな」「(米軍は)国民の軍だ」と並び、大統領は総スカンとなってしまった。

英訳の場合「我が軍」は「我が国の軍」と解釈する

   国際会議で通訳経験が豊富な女性は、J-CASTニュースの取材に対して「私なら、『我が軍』に相当する英語だったら『our military』ではないかと思います」と話し、「英語でも『my』より『our』の方が平等、公平、包括的で良い表現と言われます」と加えた。

   またこの場合の「我が軍」は「我が国の軍」という解釈だという。「我が社」が「our company」と訳されるのと同じ理屈だ。こうなると、日本語で「我が軍」と言えば通常は「our military」と英訳されるのが自然と言えよう。安倍首相の真意はともかく、翻訳される際には首相の発言は「私兵」という意味にはとられない、というわけだ。

   香山さんがオバマ大統領を持ち出したツイートに対しても、「『我が巨人軍』は、長嶋さんの私有球団だったんですね」「会社員は普通に『我が社』って言うでしょ」との反論がある。これらに香山さんは、特に返答はしていない。果たして首相は、どの意味で「我が」という言葉を使ったのだろうか。

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