カツ横流し事件、約一日で自らの手で全容解明 「これぞ神対応!」と壱番屋の株が急上昇

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   カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)の評判がうなぎ上りだ。廃棄品が産廃業者によって横流しされた事件で、壱番屋が自ら事件を解明して逐一消費者に告知、再発防に向けた対策も短時間にやってのけたからだ。

   一方で、評判を下げたのが大村秀章愛知県知事だ。定例記者会見でこの事件に触れ、「ココイチは反省してほしい」などと語ったため、「ココイチは被害者だろ」「処理業者の認可やチェックは行政の責任問題だろ!」などとネット上で激しい批判を浴びることになった。

  • ピンチをチャンスに変えた?「今度食いに行くわ」などとネットで評判
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全社員一丸となって事件の解明に向かった

   産業廃棄物処理業者による不正転売の第一報が壱番屋から出たのは2016年1月13日。同社広報によれば、その前日にフランチャイジーに勤務するパート従業員がスーパーでの買い物中に販売されているはずのない冷凍の「ビーフカツ」を発見した。従業員は写メを撮り、本部に通報、1時間もしないうちに広報にも一報が入った。

   その後は「全社員をあげて」解明に取り組んだ。問題の商品が売られていたスーパーに行くと、自社のビーフカツが「怪しい箱」に入っていた。製造コードを調べると廃棄したものであることが分かった。製造機に使われていたナイロンを主成分とする部品が混入している可能性があるもので、廃棄した数は4万609 枚だった。

   産廃業者はダイコーしか使っていない。経営者を問い詰めると横流しをしたことを認めたため、警察に通報した。これを1日でやってのけ、すぐに不正転売の第一報を出す。15日にはビーフカツ以外にも廃棄商材が流出した可能性があるとして写真を付けて説明し、注意を呼びかけた。19日に発表した再発防止策は同社の株をさらに上げた。

   製品そのままの形での廃棄は行わず、包材から取り出して生産副産物として発生する堆肥の原料に混ぜたりする、というのだ。また、製品の形のまま廃棄する場合は工場排出の段階から社員が必ず立ち会い、確実に全量が処理されたことを目視確認する。

「迅速確実な処理対応を目指したというものではなく、とにかく異物が混入したものが出回っている事実があるため、お客の安全に向かって関係各所が一丸となって一斉に動いた、ということなんです」

と同社広報は説明した。ネット上では、

「ココイチ対応早いなあ。今度食いに行くわ」
「1日半という超スピードで回収・発表までに至っています。被害を最小限に留めることに成功していることによって、逆に信頼感が増していますね」
「これが一流企業の社会的な責任の取り方!」

などといった絶賛の声があがった。

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