2024年 4月 25日 (木)

ファンとの「近すぎる距離感」売りにする芸能界 元アイドルが「トラブル誘発」経験を告白した

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   アイドル活動をしていた冨田真由さん(20)がファンの男性に刺された事件について、声優や歌手として活動する優月心菜さんや、元SDN48の大木亜希子さん、元「モーニング娘。」の矢口真里さんらが、自身の経験から「ファンとの距離」について持論を展開している。

   今回の事件をきっかけにネットやSNSでも「ファンとの距離が近すぎるアイドル」を危惧する声が相次いでいる。

  • ファンとの近すぎる距離感を問題視する声が目立つ
    ファンとの近すぎる距離感を問題視する声が目立つ
  • ファンとの近すぎる距離感を問題視する声が目立つ

優月心菜「アイドルは、あなただけのものじゃない」

   優月心菜さんは、今回の事件について2016年5月22日にツイッターで

「ファンはアイドルをアイドルとして扱うのが大事。1人の女の子、女性(恋愛対象)としてみてはいけないと思う」

と投稿した。優月さんは過去にファンからツイッターなどで直接連絡のやり取りができないことを非難された経験を例にあげ「その感覚は危険だと本当に思います」と書き、

「アイドルは、あなただけのものじゃないし、あなただけに接しているわけでもありません。独占したいなんて思うなら現場に行ってはいけません。自分のものにならないからといって病まないで下さい。病むなら行かないこと」

と持論を展開した。優月さんの一連のツイートはツイッターやネットで拡散され「本当にその通り」「これぞ正しいプロ意識」と共感する声が多く寄せられてる。

「会いに行けるアイドル=相手をしてくれる」という勘違い

   アイドルグループSDN48の元メンバーだった大木亜希子さんは22日にニュースサイト・しらべぇで「実体験から語るファンとの危うさ」という記事を公開した。大木さんはSDN時代にライブなどのパフォーマンスの場と、握手会などのコミュニケーションの場の両方を経験し、「ファンと距離の取り方が難しかった」と語る。かつてコミュニケーションの場で執拗に連絡先を聞き出そうとしたり、直接交際を迫ってきたりするファンがいたといい、「アイドルという存在を超えた要求を迫られれば対応に困ることも少なくない」と書いた。

   一方、元「モーニング娘。」の矢口真里さんは、22日放送のサンデー・ジャポンでブレーク前のファンが少ないアイドルには、ファンが恋人のような近い目線で接してくることがあると語り、今回の事件は「(容疑者が冨田さんを)対アイドルではなく対彼女としてみちゃったことから生まれた憎悪かもしれない」と述べた。

   最近では交流会などのイベントでファンとのハグやお姫様抱っこなどに応じるなど、「ファンとの距離の近さ」を売りにしているアイドルが少なくない。しかし、近すぎる距離がかえってトラブルを誘発するのではと問題視する声も根強く、2014年にはAKB48メンバーの川栄李奈さんと入山杏奈さんが、握手会の最中にのこぎりを持った男に襲われ負傷するという事件もあった。

   今回の事件についてもツイッターでは

「アイドルという概念が崩れかかっている気がする」
「ここ最近のアイドルの近すぎる距離感が心配」
「会いに行けるアイドル=相手をしてくれる、という勘違いをする精神的未熟者が増えてきた」
「距離が近すぎるアイドルっていう体制そのものを一度考え直した方がいいと思う。守れないなら近付けちゃダメ」

とする声が相次いでいる。

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